いろはの日記

2月の漢字検定本番に向けて頑張ってます。

大海撈針(たいかいろうしん)

こんにちは。

昨日Twitterをしていて久々にMaurits Cornelis Escher(マウリッツ・コルネリス・エッシャー)の絵の画像を見かけました。

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彼が生前描いた数々の摩訶不思議な作品の中では、こちらの『滝』と名付けられた絵を目にする機会が比較的多いのではないでしょうか。

彼が描いた絵の中の建物は実現不可能な設計のものばかり。それ故に彼の作品には共通して非常に独創的な世界感が生まれています。

 

ここで、今日の四字熟語

大海撈針

たいかいろうしん」と読み、範囲は1級相当です。

 「撈」という漢字はすくい上げることを意味し、大海の中から1本の針をすくうことは非常に困難であることから、ほとんど実現不可能なことを表す熟語として用いられます。

 

エッシャーはオランダの版画家で、旅行先のスペインのアルハンブラ宮殿で触れたムーア人のモザイク模様に感銘を受け繰り返し模様を描き始めました。繰り返し模様の研究を続けるうちに次第に数学的な趣向の要素(幾何学的要素・物理的要素)が絵の中に加わり作品に不思議な世界感が生まれていったとされています。

 

私は小学生の時図書館に置いてあったトリックアートの絵本に夢中になっていて、よくエッシャーの作品を目にしていました。

エッシャーの作品の他にも、本をひっくり返すと凸凹が逆になる積み木で表現された鹿の写真やネッカーの立方体(2つの見方が可能な立方体)が本に収録されていたのを覚えています。

何より私がトリックアートに夢中になった理由は、1枚の紙の中に摩訶不思議な世界がぎっしりと凝縮されていたという事だと思います。

その絵を見たしもが立ち止まって疑問に思ってしまう作品。自分にとって絵とはただ何気なく眺めるものでしか無く、あそこまで明確に絵に感情を動かされ夢中になったことはあの時が初めてでした。

休み時間になると真っ先に図書館へ向かい、エッシャーの不思議な世界感に誘われて目を輝かせていた自分は今思うととても幸せな子供でしたね。

 

大海撈針(たいかいろうしん) 意味:非常に困難で、ほぼ実現不可能なこと。