いろはの日記

2月の漢字検定本番に向けて頑張ってます。

太羹玄酒(たいこうげんしゅ)

おはようございます。

先週始まった秋アニメ、「クジラの子らは砂上に歌う」第1話を見ました。

砂で出来た海の上に浮かぶ一つの大きな船の上で生活している住人たちの物語です。

住人たちにはそれぞれ役割が与えられていて、主人公のチャクロは記録係として毎日島で起こった出来事を紙に書き留めています。

しかし島で記述される文章にはルールがあり、それは自分の感情を文字に起こしてはいけないというもの。

第1話は島の誰にとっても大切にされていた人物のお葬式の場面から始まります。チャクロはいつものようにこの日に葬式があり、たくさんの住人が死者を見送ったという事実を紙に記録するのですが、感情は書くことが出来ないために涙を拭いながら淡々と事実のみを記録し続けるその姿が印象的でした。

また、別の記述の際に物事に対する自分の感情を書いた後「いけない」とすぐさま文を訂正する場面もありました。

 

制約に縛られたつまらない文章。

的確にこの事を表す四字熟語がありますのでここでご紹介します。

太羹玄酒

たいこうげんしゅ」と読み、範囲は1級です。

規則を守ることばかりで面白味のない文章のたとえとして用いられる四字熟語で、「太羹」は味のついていない肉汁、「玄酒」は水のことを表しています。

酒が存在しなかった太古時代のお祭りの際に酒の代わりに水が使用されていたということから成立した四字熟語のようです。

 

チャクロの年齢は14歳。物語中ではとても感受性が強い人物として描かれているという印象を受けたので、自分の気持ちをまっすぐ文中に表現することの出来ないもどかしさが今後のストーリーに影響を及ぼしてくると面白いのではないかなと思っております。

前情報なしに見たのですが記録係のルールの他にも新しい島を発見して住人たちが偵察という名目でそこを探検したり、島からの脱出を試みる住人がいたりと色んな要素が詰まったいいアニメでした。毎週の楽しみが増えて嬉しいです。

 

太羹玄酒(たいこうげんしゅ)  意味:あっさりしていて少しも面白味の無い形式的な文章のたとえ。