いろはの日記

2月の漢字検定本番に向けて頑張ってます。

流金鑠石(りゅうきんしゃくせき)

こんにちは。

今週の木曜日は久々に暑くなりました。

私は去年の初夏に初めて熱中症で倒れたため、暑さが結構トラウマです。

出先で倒れふらふらになりながら病院へ行き頭痛にうなされながら点滴を受けるのは二度と味わいたくない経験なので、今年の夏はほとんど屋内で過ごしていました。

そして今週木曜日は秋服の中でもトレーナーに温感ジーンズとわりと厚手の服を着て外出したところに段々と日が差してきましたので、「本当に服装を間違えたなあ」と1限を受講した直後に家に帰り、一旦着替えて出直しました。

熱中症は暑さだけでなく急な温度差によって身体の体温調節機能がついていけなくなる時に発症するものなので、季節外れの灼熱は勘弁していただきたいものです…

 

今日の四字熟語はこちら。

流金鑠石

 「りゅうきんしゃくせき」と読み、範囲は1級です。

金属が液体となり、石が溶けるほどの猛烈な暑さを指します。

鑠(しゃく)という漢字は特に鑠かす(とかす)と表記される場合、金属を熱して溶かし液体にするという意味を持ち、『衆口金を鑠かす』という多くの人の言葉、特に悪口や讒言(ざんげん・他人を陥れるため歪曲された物事を目上の者に告げ口すること)が重なると正しい事実ですら滅ぼされてしまうといった中傷の恐ろしさを意味した慣用句もあります。

出典は『楚辞』「招魂」より。

十個の太陽が同時に昇って金属や石を全て溶かしたという古代中国の伝説から生まれた四字熟語らしいのですが、この伝説とはおそらく十日神話のことだと思われます。

十日神話は殷時代の人々が信仰していた神話です。

中国の五帝の一人、黄帝の妻が産んだ10人の子供は産まれながらにそれぞれが太陽としての役割を持ちました。10個の太陽が同時に誕生したのです。
ちなみに10人の子供の名前は上から順に甲、乙、丙、丁…と十干に当てはめて名付けられました。そのまんまですね。

さて、太陽としての仕事はというと、1人ずつ天空を順番に移動して世界を照らし出し、他の9人はその間はずっと巨木に腰掛け自分の出番を待っていました。しかしそんな事を何千年何万年も繰り返したものですから、当然10人は変わらない生活に飽きてきてしまいます。

そこで、10人はお互いに示し合わせて一斉に天空に輝こうと言いだし、同じく中国五帝の一人である堯帝の時代、天界には10個の太陽が1つの空に出現しました。

その影響で地上はカラカラになり作物は全滅。異常事態により地下から魔物も出現し人間が食い殺されてしまうという悲惨な有様になりました。

これではいけないと弓の名手である羿(げい)が天界から派遣され太陽を1人1人撃ち落としましたが、全ての太陽を落とすと世界が暗黒になるのではと心配したために1人残されたのが現在も私たちの頭上で輝いている太陽だといわれています。

 

時代や地域などで異なるたくさんの神話が存在していますが、現世に繋がるきちんとしたストーリーの軸があったり、神様1人1人の性格、行動、役割が明確に定められていたりとどれも物語がしっかりしていて娯楽としても充分楽しめるものです。

特に、昔は仕組みが解明されていなかった宇宙に関しての記述部分などでは私たちの一般常識とはかけ離れた解釈がなされていて、当時の人々の発想の豊かさには驚かされます。

 

それでは。

 

流金鑠石(りゅうきんしゃくせき) 意味:金属や石が全て溶けて流れるほどの猛烈な暑さのこと。