ウブな彼なりの最善策:榎本峰雄ルート感想

ちゃんとやったら峰雄だけで6日かかっちゃった(ρω< )

最初の方のチャプターの出来事とか忘れてきてる！どうしよう！可能な限り思い出して書きますね😂本編の内容にガンガン触れていきます！

榎本峰雄くんは23歳ながら元機動捜査隊といった経歴の持ち主です。しかしそのわりに、眼帯に長髪といった出で立ちで初っ端からやべえ自己紹介してくるやべえ奴だったんですが、周りが全員冷めてる分このくらい突出してないとバランス取れないのかな…なんて思いました。他の4人からはまたやってるよ…って放置されることがザラなんですが、個人的に柳さんが一番榎本に冷たいと思ってる。。。なんか言ってあげないとこういう子には伝わらないって！寡黙なお方なんだよなあ。

あと、4月と5月の事件を主人公が担当するにあたり、同じ事件の捜査をしている榎本と手を組む必要があるんですが、榎本がその雰囲気に反して意外と長いこと市香とパートナーになろうとしてくれなくて焦りました。どれだけ協力を持ちかけても「お前のこと信用してないから」で躱されてしまいます。後から、榎本の過去の経験からそうなってしまったんだということがわかるので、ここはしょうがないのかな。ふらふらと夜道を歩く峰雄に粘り強く主人公が声掛けし、やっとパートナーとして認めてくれる気に少しはなったかな？っていうこのシーン。

「お前ってほんと……バカ」

さやかちゃんみたいなことを言い出しました。一人称か二人称かの違い。この後の展開も対照的なのか。こちらの「バカ」は未来がある感じがしますね。

でも最初から、パートナーになるかは置いといて市香に好意そのものは抱いてくれてたので助かりました。好感度が地の果てから始まるようなタイプだと最初がつらすぎて投げたくなるからな〜（だが、笹塚プレイ中）（わりとしんどい）

そんなこんなで無事パートナーになれました🤝

ここから仲良く事件解決！といきたいんですが、そう上手くもいかないんですよね…一連のX-Day事件は交換殺人であるという説が濃厚になってきます。そんで、その容疑者の一人である一色と、市香の弟の香月が同じバンドを組んでることも発覚します。この機会に弟の有志を見たいと思った市香は、調査がてら榎本とライブを観に行くことになりました。やったー！岡崎ルートやってる時からずっと見に行きたかった香月のライブ、ついにです。チケットの枚数の関係上、市香の同僚の冴木くんと桜川さんも一緒です。この2人、オシャレだし性格も良くて最高〜〜

冴木に至っては、まるで攻略キャラのような佇まいです。正直どの攻略キャラよりも顔が好み。

肝心のライブなんですが、公演が始まった直後に一色のガチファンのハナちゃんが暴れて大変なことになりました。銃を構えたハナちゃんに香月が人質に取られてしまい、市香がパニック状態に。冷静になだめる峰雄でしたが、ハナちゃんが更に峰雄の尊敬する上司である藤井を5月に殺したのは自分であると自白したことで、峰雄もパニックに。

ハナちゃん、うさみみパーカーで大きいおめめに星型のハイライトが入ってる、パッと見めっちゃ可愛いふわふわバンギャなんですが…まぁでも、岡崎のBAD ENDで市香はこの子に鈍器で殴られるので悪い子ってのは知ってました。このルートだけ見てたらわかんなかったかも。チケットくれたのこの子だしね。

憤慨した峰雄をなんとかなだめ、今にも暴走しそうなハナちゃんを2人同時に撃つことにした市香と峰雄は、銃を構えます。ここで、トリガーモード。市香が銃を構えているイラストのタイミングに合わせてボタンを押します。楽しいは楽しいんですが、音ゲーユーザーの私としては簡単すぎてワロてしまいます。なお、ここでミスると香月が…😢

右手と左足だったかな？ハナちゃんに死なない程度の傷を追わせることに成功した二人でしたが、謎に最後の力を振り絞ったハナちゃんが適当に撃った銃の弾が香月救出中の冴木に当たってしまいました。さ、冴木ーー！！！

冴木も警察官だし、すぐ復帰してくれるだろうと思ったんですが、ここから峰雄エンディングを迎えてもなお、彼はずっと入院しているしリハビリ中なんですよ。かなし……

彼、背中を打たれたんですが、腎臓損傷で家族から臓器提供されていたりとかなり深い傷だったんでしょう。ごめんな、峰雄ルートプレイしたばっかりに…他のルートでは誰にも撃たせないから…早く今までみたいにサシで飲みに行こうな。

そんなことがありつつも、ハナちゃんは無事確保出来ました。自白証言も得たし、これで色々調べられると思ったのも束の間、ハナちゃんの事件に関する記憶が一切合切なくなりました。このタイミングでは、アドニスが記憶を消したとしか思えません。せっかくの逮捕劇も、徒労に終わってしまいました。

しかし、峰雄にとっては長らく不明だった犯人がわかったことは、大きな進歩です。指示役、実行役と分かれた交換殺人ですので、あとは指示役を探し出す必要があります。候補に上がったのは、過去藤井に誤認逮捕されたことがある、別件で勾留中の緒方。

緒方は非常に正義感のある人物で、駅で飛び込み自殺をしようとした男を止めようとした際に、昇進欲求のために気が急いていた藤井により一色とともに誤認逮捕された経歴があります。そのため、緒方が藤井を恨んでいても不思議ではありません。

特例で緒方と面会する峰雄と市香でしたが、めぼしい証言は得られません。面会時間もそろそろ迫ってきたというとき、緒方はいきなり小声で日時と場所を指定してきました。これは何かの罠かと疑う2人でしたが、峰雄だけが会いに行くことになります。市香も行く気だったんですが、「好きな女を危険な目に合わせらんねえ」と口を滑らせた峰雄により、止められます。実質告白じゃんと思ったのも束の間、直後告白されます。言った、、、峰雄頑張った、、、やるな、、、

その後事務所に戻った峰雄が「ﾋｮ〜〜〜告白しちゃった〜〜〜！！」ってなってたので可愛かったです。

いよいよ当日を迎えたものの、峰雄は結局、罠にはめられてしまいました。指定された場所には、この度冤罪が認められ正式に無罪となった緒方一人が待ち受けていたのですが、度重なる緒方の挑発に我慢できなくなった峰雄が緒方を殴ってしまいます。しかし、その現場はネット配信されていたのでした。元警察官が無罪を勝ち取ったばかりの正義のヒーローを殴った構図の出来上がりです。緒方のマスコミ戦略により、ただでさえ低かった警察の威厳はますます下がってしまいました。

一躍時の人となり、彼の元には取材が相次ぎます。自分の正義感を人々に広く伝えるため、テレビに出演し続ける緒方。

白日って話し言葉で使ってるの初めて見たわ。でもこれ状況的にもまんまイノセンスだ。時〜には〜♪

実際、緒方はアドニスの一味で勾留中の事件では冤罪じゃなかったんですけども。飛び込み自殺を止めて逮捕されたのは、正真正銘の冤罪です。同じく誤認逮捕された一色は、逮捕されたタイミング故メジャーデビューの夢を絶たれたものの、前を向いて、香月とともにライブハウスから新しい夢を追いかけています。見た目いかついのに良い人すぎるな。あと、新宿BLAZEの協力で本編にはまんま新宿BLAZEが出てきます。今度聖地巡礼しよう。

緒方は一色のようにはなれず、復讐に燃えてしまったわけですが、そうなってしまったのは市香や峰雄が所属している、していた警察のせいなんですよね。誤認逮捕される前の緒方には仕事も家庭もありました。それが今や、一家離散で職場も追われ…冤罪により人のひとりの人生を変えてしまいました。いくら峰雄の先輩といえど取り返しのつかないことをしてしまったし、結果的に後輩の峰雄が尻拭いしてるのはかわいそうだと思いました。

さっきも言いましたが、今年の1〜3月に放送してたイノセンスっていう坂口健太郎さん主演のドラマがあって、全話見たんですよ。主人公は冤罪専門の弁護士で、科学的見地から被告の冤罪を晴らすっていう内容でした。回によっては弁護士がどれだけ証拠を挙げても裁判所が判決を覆さずに被告の冤罪が晴れない場合もあって、必ずしも冤罪が晴れてハッピーなドラマではなかったんですが、いろいろな境遇で犯人に仕立て上げられた人々がたくさん出てきたので、緒方を見てそのことを思い出しました。

人生に絶望しかけヤケになっていた緒方に榎本が信念を持って対峙したことで、緒方はアドニスの駒として動いてきたことを自白し、ようやく逮捕に至りました。これで4月と5月の事件の犯人は特定完了です。

4月に拉致された藤井以外の警察官が解放されたのかが謎なんですが、ここから一気にアドニス側からX-Day事件の中止が発表され、ゲーム内の日付が12月から3月に移行するのでわかりませんでした。明言はされてませんが、X-Dayが機能していないことを考えると多分助かったんだと思います。助かったことにしよう笑

ここまでストーリーの内容ばっか書いてしまいましたが、榎本は優しかったですよ！お酒に酔っぱらって市香に寝ながら抱きついて星野可愛すぎんよ〜ってピンポイントな寝言言ったり、作ったお料理それぞれに感想付けて美味しそうに食べてくれるし、おそるおそる手繋いでくれるし、ケガしたらおぶってくれるし…etc

とにかく女性に優しいキャラクターでした！慣れてるよりウブな方が全力あげて守ってくれる感あって好きだな〜

ただ、榎本が頑張って好き好きアピールしても市香ちゃんが難聴発動してえ？って聞き返してたのは腹立ちました。とあるの上条かはがないの小鷹か。榎本どんだけ勇気振り絞って発言してると思ってんだちゃんと聞いてやれ。

榎本はほんとにいい人なのに市香がそんなに好きじゃなくて困りました😅そもそもなんで榎本がそんなに最初市香可愛いってなってたのか正直わかんない、顔？これが乙女ゲームのご都合主義ってやつですかね。総論でビッシリ書くつもりですが彼女およそ警察官の髪型と服装じゃなくてなんともね…

いやまって、ここまで来て市香ちゃんの愚痴で終わるのはつらい。やめます。

正規エンドは、共通ルートで市香が首輪をつけられてぐったりしてた教会で、なんと結婚式のリハーサルをします！(*ﾉｪﾉ)ｷｬｰ

首輪が取れた今、つらい過去を精算し、かつ希望のある現在、そして未来を上書きするってことですね。いいエンドだと思います。そして、峰雄はキスが今回ではじめてだそうですよ。あれ、ここまで一回もしてなかったかな。あ、ほっぺか。同時に、桜川さんが言い淀んでいたあの説が立証されてしまいました。でしょうね。

悲恋エンドですが、誤った判断で緒方を殺してしまった市香が警察官をやめて新潟に帰ります。電車が新潟方面へ発車する直前になんとか追いついた峰雄が閉まったドアの外側から抗議＆説得するも、電車は発車し、ドアの外の峰雄は遠くなるばかり…という考えれば考えるほど最悪な終わり方でした。これだと、峰雄今度こそ人間不信だわ。核心に至らないまま『THE END』のアイキャッチが出るので、更にやるせないです。

悲恋に限らず、チャプターごとのBAD ENDが各キャラトータル5個くらいあって、いちいち誰かがいなくなるんですよね。正規ルートだとしてもなんらかの犠牲者が出るし、アドニスのせいで新宿の治安が悪すぎるな…ともあれ、全員の攻略をしないとX-Day事件の完全解決には至らないということなので、はやく残りのメンバーとも親睦を深めたいと思います。柳さんがなんか怪しいんだよ〜。その前に、笹塚と白石という強敵を突破しなきゃなのか。つらみ(+_+) がんばろ。