寒い日に見るひぐらしのなく頃に


映画「ひぐらしのなく頃に」予告ムービー

 

怖い~!学校の綺麗なラウンジで観る映画じゃない。でも昨日一人部屋で観たらメンタルがよわよわになってしまったので致し方ない。課金したから!公輝くん出てるから!頑張るんだよ。(ガタガタ)

てかまだ若いうちからこんな感じの映画出てるのか、すごいな。演技ってわかってても怖いわ。

 

狭いコミュニティ内での集団監視って本当に怖いね。電車乗った途端誰かに見られてるんじゃないか…ってすぐ被害妄想に陥ってしまう私からしたら、この設定が一番ホラーでした。誰が味方で誰が敵なんだ。そもそも味方はいるのか?疑心暗鬼になりますね。

竜騎士07さんの名前もこの作品名も存じ上げてたんですけど、肝心の内容を全く知らなかったので知れてよかったです。中学時代ひぐらしうみねこを好きな子がいて、色々説明してくれたんだけど全然聞いてなかった。ごめん。でも当時数ある作品の中で語るくらいこれが好きってすごいマニアックじゃないか?今なら話合うんだけどな。お寿司。さっき海鮮丼一気に食べたら急に血糖値上がってすごい眠いです。

 

主人公の前原圭一くんは東京からの転校生。画家である父親の広々としたところで良い絵を描きたいという都合でド田舎の雛見沢村にやってきます。雛見沢村のウィキ充実しすぎてて実在してんのかと疑った。架空の集落です。ホッとした。

クラスに女の子いっぱいいるけど、メインヒロインはレナと魅音の2人みたいですね。ところで、年齢設定が全くわからん。見るからにこの2人だけ高校生なんだけど、同じクラスに幼稚園生みたいに小さい子いるし…。限界集落とはいえせめて義務教育かそうじゃないかで分けた方が良くないか?初っ端から無邪気に先生をいじめてるし闇が深い。あと、画質がTRICKのそれだからどこまでも不気味。

学校に足を踏み入れてからというもの、というか、バスで雛見沢村に辿り着いてから何故かずっと不機嫌な圭一のイキリ自己紹介が済んだところで、魅音がよろしく!と握手を求めてきますが、この手を圭一が握り返したのかは次のカットになってしまったのでわかりませんでした。こういう、自分に構ってくる女性を無視する構造、この手の男1女過多の作品にはほんとに多いですけど、男性は憧れるもんなんですか?普通に失礼だろ。コミュ障を正当化してるようにしか見えないんだが。自分から話しかけられないにしても返事はするべきだ。

と思ったら一ヶ月後めちゃくちゃ仲良くなってて笑った。何があったんだよ(笑)最初のあの雰囲気からどんなリカバリーをすれば女と腕肩組めるまで仲良くなれるんだ。経過が知りたかったな。ラストシーン見てからだと特に…。詳しくは原作ってことですかね?幸せな幻想だけをずっと見ていたいんだけど…ダメよね。進みます。

 

みんなとお祭りに来たはいいものの、突然始まった意味不明で退屈な儀式を抜け出して、村で大事にされている神社の宝物殿に忍び込んでしまった圭一。案の定バチが当たり、一緒に忍び込んだ2人は翌日死にました。祟りの決行スピードが早い。 言い出しっぺじゃないからっていうのとおそらく主人公だからという理由で圭一はまだ生きていますが、この辺からレナと魅音の様子が・・・。魅音よりレナのが怖かった。魅音の女優さんは仮面ライダーW見てたので知ってたってのもあるんですけど、レナ役の松山愛里さんの表情が血気迫ってていちいちビビった。初めてお目にかかった顔でもないんだけど、どこで知ったか忘れちゃいました。後半、全然ときめかない上目遣いをありがとうございます。どうしたの?って…どうかしてるぜ!(江口拓也

魅音は教室で圭一に詰められた際にええ私たちはどうかしてますよって割り切ってたからよしとして、レナは何考えてるか何にもわからないのが尚更ホラーだな…。年齢の割に髪型も格好も幼いし…。ああ、東京の学校で暴れてた演技すごかった。後ろの生徒役の人たちとの演技の差が浮き彫りになってたのが悔やまれる。後ろ、笑ってないでもうちょっとビビろう!

途中で断念したのは嘘だ!の過剰演出と東京で問題起こしたシーンが2コンボで押し寄せたからなのでした。どっちもレナ。噂の「嘘だ」ってセリフあんなビックリ系なのかよ。不可避だったわ。これからの人は気を付けて…。

一番怖いのはおはぎでした。あれがレナの作ったおはぎなの?おばあちゃんじゃね?村民誰も信用できない。公輝くんにひどいことしないで~><(圭一です) どうでもいいけど、私は針が突き刺さったあの位置によくニキビができます。鼻の下のできものは絶妙に顔がダサくなるんだよな。綺麗な公輝くんの肌になんてことを…。(圭一です)あの位置にばんそうこう貼ってあってもかっこいいの何事なんでしょうね。魅音が剥がすけど。痛いでしょうが><

 

結局圭一が宝物殿に忍び込んでた事実はどういうわけか村中みんな知ってて、異常さを理解した彼は家から飛び出して逃げるものの、ワラワラ出てきた村人に捕まり、もうこのまま慣習に乗っ取って身体をズタズタに引き裂かれる~と思いきや、ベッドで目覚める圭一。そこに、すっごくうなされてて心配したんだよと現れるレナと魅音

えっ夢オチ…?嘘でしょ…?嘘です。

直前のシーンでレナの左手を圭一がケガさせてるんですが、このシーンレナの左手が全然映んないんですね。左手?左手!左手見せろ~見せろ~という左手こいこいおばけになりつつ見守る我。そして、何か勘づいた圭一がレナの左手を取ると……赤く染まってるー!!夢じゃないー!!だと思ったー!!ありがちですけど、いざ目にするとめっちゃ怖いです。バレたレナは圭一に迫るし、魅音も注射器を持ち出して彼を捕まえようとします。仮にも上裸な圭一と薄着のJK2人が密室にいるわけなのに、こんなにもエロくならないもんかと思いました。圭一が学校から持ってきた鈍器代わりのバットも手を滑らせて落っことしてしまいます。このバットは圭一の前の犠牲者の悟史くんのものです。歴史は繰り返す…。

今度こそダメだと思ったとき、圭一がまた目覚めます。昔の世にも奇妙な物語か?短期間に目覚めすぎやろ。こんな異常な村に来て夢か~で済まないよ。起きた圭一の目の前にはレナと魅音が血まみれで死んでました。なんでだよ…。全くわけがわからん。圭一そんな体力あるのか…?で、なんか圭一もたたりがどうこう言って喉を掻きむしって倒れます。あれ?そのシーン部屋じゃなくて森の中の電話ボックスだったな。時系列忘れちゃった。でも最終的に圭一は2人を殺した犯人で、行方不明ってことになりました。ラストシーンで圭一は村の病院で寝てるんですけどね。医者、内通者なのかいい人なのかどっちなんだ。見た目は好みです。

意識を失った圭一の心拍数が緩やかに下降するなか、彼はいつかレナと魅音と見た景色に思いを馳せ、涙を流すのでした。つらいよー😢

本編はこれで終わりますが、エンドロール直前に彼が死ぬ間際に必死で書き殴ったであろう血まみれの手紙の本文が映し出されます。「これをあなたが読んでいるとき、私はもうこの世にいないでしょう」って…。悲しいこと言わんといて。圭一が明確に死んだ描写はなかったけどもう亡くなったようなもんだよな。続編あるけど、違う世界線の話?原作もそういう展開方法らしいけどどうなんでしょう。メンタルがある程度回復したら観ます。

 

みんなの演技が上手くてつい感情移入してしまいました。レビューの星少ないですが、元が人気作だし実写がまだメジャーじゃなかった頃の映画なので過小評価されてしまってると思うんですよね。嘘だ以前は幸せな気持ちで観れます。圭一が魅音と釣りしてるシーンはときめいた。ちゃっかりバックハグは脈ありやんけ。どっちかと言われれば魅音派です。推しとか言ってる場合じゃない本編だったのでアレですが。

私にとってはミステリーじゃなくてホラーでした。勝手にレナと魅音のことを信じていたので、まさか身内に攻撃されるとは思ってなくてすごい怖かったです。タイトルは副詞的用法でオシャレだと思います。夏に見たらもっと楽しいんだろうな。はやくメンタル回復させて続編を観たい!