いろはの日記

2月の漢字検定本番に向けて頑張ってます。

臥薪嘗胆(がしんしょうたん)

あけましておめでとうございます。

時が経つのは早いもので、気づけばもう今週末にはセンター試験が行われるのですね。一年前の私はまだ制服を着ていて、慣れない知らない大学の会場でなぜかびくびくしながらたどたどしくひたすらにマークを塗り続けていましたが、それはすでに懐かしい記憶の一つです。

受験生時代には現役大学生がYoutubeに上げてくれている勉強法解説動画をよく見ていました。(どうやらそういった人々は勉強系youtuberというくくりで呼ばれているらしいです)

特に私が見ていたのは「はなお」さんという理系大学に通っている人の動画で、内容は数学や物理の話がメインでしたが、その方は国立の大学に通っているということで文系の自分でもセンター試験の英語や国語などの対策の話を聞くことができてとてもためになりました。また、その方の言動からとても丁寧に画面外の受験生のためを思って動画を作ってくださっているというのが端々から伝わってきて、本番が近づいてきた自分への勇気づけになりました。

 

はなおさんの動画には「勉強をいかに楽しんで取り組むか」というテーマがあります。

こちらの動画を紹介します。(右上で赤いパーカーを着て笑っているのがはなおさんです)

 

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センター試験を解いてみたと簡単に言っても、家に同じ大学の仲間を呼び本来ならばだらっと通常の飲み会になるところをはなおさんと周りの人たちはわざわざセンター試験に取り組むというこのミックスイデアは発想の勝利と言っていいと思います。

私は高校生当時、大学生になると暇が日多いからこういった動画作りも頻繁にできると思っていましたが実際は課題やバイトに追われ全くそんなことありませんでした。国立の理系大学ならなおさら研究室にこもったり文系大学の自分よりはるかに忙しい日々を過ごしているでしょうに、こういった面白みもある動画を一定期間アップロードしづつけるモチベーションは見習わなくてはなりませんね…(文面だけのブログでも更新し続けるのには結構な労力がいることはこのブログを開設してはじめてわかりました。)

私個人の意見としてもう二度とセンター試験は解きたくないのですが、わざわざ過ぎた難関にまた取り組むなんて受験生側にしてみれば本当にありがたかったです。

 

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ちなみにはなおさんのセンター試験シリーズは数ある動画の中でも人気が高いのでシリーズ化されています。 今年はどんなとんでもないセンター試験の解き方がされるのかとこの時期のはなおさんの動画更新は毎年の楽しみになっています。カラオケでセンター試験を解く動画は初見時にシュールすぎて笑いが止まりませんでした。

 

はなおさんは同じ大学に友達がたくさんいて、動画内には同級生が頻繁に顔出しで出演しています。私の受験生時代には予備校でも学校でも、友達とは話すけれどそれぞれの目指しているところが違いすぎてがひたすらにどこか孤独だったので、家でほっと一息つきながらはなおさんが友人とわちゃわちゃしている動画を見て、それだけでこちらも幸せになりました。

そんなはなおさんの動画内で特に出演率が高いのが「でんがん」さんという方です。(先ほどのカラオケセンター試験動画のサムネイルで歌っている人です)

でんがんさんはトークがうまく、テレビで見る芸人さんのように話の内容も面白い人です。

 

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はなおさんとでんがんさんは、大学には1度の浪人を経て入学しています。

私は高3の5月に部活を引退するまで、勉強という勉強をしたことがありませんでした。本当に何の知識も頭に入っていない状態だったのでそれまでは大学受験どころか留年しないように高校卒業が第一目標だったくらいです。

もともと浪人するつもりしかなかったので実際に浪人している人はどうやって勉強したのかなという疑問からはなおさんの動画にたどり着きました。

動画を見てみると浪人時代はつらかったけど今は本当に楽しいということをはなおさんも友人たちも口をそろえて言っていました。

周りに大学生の親戚もいなかったので、大学に関しての情報がそれまで全くなくそれも受験のモチベーションのなさにも繋がっていたのだと思うのですが、動画を見れば見るほど大学って楽しいのかなとその実態はわからないながら期待や希望が少しずつ湧いてきました。 

予備校には高2の12月頃から行き始めていたのでそういった受験対策のカリキュラムは一通り受け続けていましたが、受講意識が変わってから自分の学力が徐々に上がっていることに気づきました。それからは自分なりに勉強し続けて浪人することなく今では大学に通えています。

でんがんさんは高校3年生の秋まで陸上部で走っていたそうなので境遇が似ていました。(でんがんさんのほうが過酷な条件ですが)部活終わりの3~4か月必死で勉強に取り組んで受験本番には間に合いませんでしたが、学力の伸び具合が異常であと1年時間がありさえすれば自分は確実にやれるなと思い浪人の道を選んだそうです。

浪人するにしても覚悟がないとだれてしまうものだということがでんがんさんのその発言でわかりました。浪人したからと言って確実に大学に合格するわけではないということはわかってはいましたが、それで甘いこと言っていられないなと私も覚悟がついたのだと思います。

 

記事タイトルの臥薪嘗胆は成功するという意思をもって苦労に耐えること、将来の成功を期して苦労に耐えることという意味の準1級相当の四字熟語です。由来は中国の呉と越の国家間の戦争中に用いられた故事成語です。そのため、「(復讐を果たすため)(復讐を心に誓い)苦労に耐える」という意味としても使われます。

 

はなおさんもでんがんさんも、その他の友人の方たちも浪人時代にはつらくしんどい時間を過ごしたことだと思います。現役で大学へ行った人が楽しんでいる噂を耳にすることもあったかもしれません。復讐や雪辱を果たすというとまた意味が違ってきますが、1年に1度しか機会のないチャンスに向けて約10か月間ひたむきに目標に向けて日々を過ごし、皆さんがそれぞれ見事開花している様子は本当に力をもらえます。

はなおさんは去年の時点で大学院生で、就職活動をしている最中でした。無事内定をいただけたようなのですが、自分が動画を投稿していることを包み隠さず話した結果内定を認められたそうです。私なら娯楽性の強いコンテンツのことは自分の中のマイナスポイントとしてひたすら隠し、初対面の人とは逐一話していいラインを窺いながら会話をしてしまいますが、はなおさんらしいアピール方法だなと思いました。(実際に面接官の目の前でタブレットを出し「これ、僕です」と動画を見せたそうです)

自分にとってのアピールポイントを持っているということは大きな強みだと思います。

私もはなおさんとその周りの人たちのように人を幸せに、笑顔にさせられるような人になりたいです。

 

臥薪嘗胆(がしんしょうたん) 意味:目的を遂げるために苦心し、努力を重ねること。

 

戢鱗潜翼(しゅうりんせんよく)

こんにちは。

先日、声優の遠藤ゆりかさんが引退を発表されました。理由は体調不良の重なりということでしたが、まだ23歳という若さだけに残念です。遠藤さんは2カ月前に友人が行ったカラオケMAXという声優がカラオケをしているのを見るだけのイベントに出演していて、そこでは元気な姿を見せていたそうです。本格的な引退は来年の5月だそうなのですが、私もそのイベントに行っていれば余計な前情報なく本人を目にすることができたのだと思うと少し寂しいです。なんにせよゆっくり休養してほしいものです。

 

さて私は今、年に1度開催されるあるライブに行くために奮闘しています。

そのライブとはアイドルマスターSideMのライブです。

THE IDOLM@STER SideM 3rd STAGE | Lantis web site

 

アイドルマスターSideMは現在アニメが放送中です。

imas-sidem.com

 

そもそもの説明として、「アイドルマスター」は女性アイドルを題材とした大人気メディアミックスコンテンツです。今までにゲーム・CD・アニメ等が展開されていて、たくさんの魅力的なキャラクターに加え、たくさんの魅力的な関連楽曲が製作されてきました。コンテンツ10周年を迎えた現在においても新曲が製作、発売され続けています。(キャラクター自身がアイドルという設定で、持ち歌という名目でどんどん曲を増やすことができるため)

そして、なんといっても人気が出た最大の理由は、ゲーム内のグラフィック・CGモーション技術です。Xbox360版で発売された『THE IDOLM@STER』というゲームソフト、そのゲーム中では自分の好きなキャラクターに自分の好きなアイドル衣装を着せて、自分の好きな曲を歌って踊らせることができます。この技術はゲームが発売された2007年当時にとって、非常に画期的なものでした。

 

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実際の10年前のゲーム映像です。今見ても違和感なくキャラが動いているのがわかります。ここまでの紹介のとおり、『THE IDOLM@STER』はキャラクターを操作するというよりもキャラクターを鑑賞することに特化したゲームソフトで、ゲーム開発部もキャラクターをいかに生身の人間の動きに近づけられるかということに今も昔も重点を置いています。

 

そして2014年に制作発表された男性バージョンのアイドルマスター、それがアイドルマスターSideMです。SideMとはSide Maleの略です。こちらも魅力的なアイドルが多数存在していて、人気コンテンツとなっています。

 

アイドルマスターのライブは一般的に声優が出演してキャラクターの歌を歌います。出演者はキャラクターボイスを担当している本人なのでコスプレイヤーとはまた違うのですが、声優自身キャラクターがゲーム中に踊ったダンスをそのまま踊ったり、ゲーム世界でキャラクター達が紆余曲折の末大成功させることの出来たライブで身につけていた時の衣装を着用していたり、事前にコンテンツに触れていれば触れているほどコンテンツ同士のリンクが楽しめる仕組みになっています。この辺りが、アイドルマスターが10年を超える月日に渡りファンの心を掴んでいる大きなポイントなのだと思います。

 

アイドルマスターSideMのライブは来年2月の幕張公演を皮切りに3度目の開催となります。1stライブは2015年12月6日に舞浜アンフィシアターで昼夜、2ndライブは幕張メッセで今年2017年の2月11日と12日の2日に渡り開催されました。今回の3rdライブはツアー形式となっていて、去年の千葉会場(幕張)の他に宮城・福岡・静岡でライブが行われます。この1年で人気がいかに上昇したかがよくわかります。

11月15日発売のアニメOP主題歌CDに幕張・仙台ライブのチケット先行応募シリアルが封入されましたが、瞬く間にこのCDはゴールドディスク入り(累計10万枚出荷)を果たしました。対して、幕張イベントホールのキャパシティは最大で9000。仙台公演のみに応募する人のこと、CD複数購入者のことを考慮するとしても倍率は約10倍以上です。私はシリアル2つをもって申し込みましたが落選してしまいました。当落日にはそこまで落ち込まなかったのですが、時間が経つにつれだんだん落選した事実が自分の中で反響してきて悲しくなってきてしまったのでゲーム内先行シリアルを購入しもう1度チャンスを得ることにしました。

 

アイドルマスターSideMは2014年7月にモバゲーで配信されたChromeブラウザゲームがコンテンツの開始点であり原作ともいえます。そのゲーム中で幕張・仙台開催キャンペーンと称して通常の課金アイテムパック1つに期間限定で追加にシリアル1個がついています。普段大きな課金などしない私なのですが、ライブに行きたい気持ちには勝てませんでした。とりあえず3セット購入しました。シリアルを使ってのライブ応募締切日まであと4日ほどありますので気持ち次第でまた更に追加購入するかもしれません。

 

今回のブログタイトル戢鱗潜翼は漢検1級相当の四字熟語で、志を抱いて時期の到来をじっと待つたとえとして用いられます。魚が鱗を休め、鳥が翼を収めて静止することから成り立ちました。

このゲーム内先行がおそらくライブ当選のラストチャンスだと思われます。なぜなら一般販売はCDシリアル・ゲームシリアル両方の先行当選のキャンセル分がそこに回されるのみなので、ただでさえ少ない枠にたくさんの人が権利を求めるわけで控えめに言っても地獄です。

 

私の財力でやれることはやったのであとは祈るのみ。今月はもうずっとこのライブのことばかり考えています。どのライブもそうですが当たるまで落ち着けないんですよね…

最後に去年のライブ映像を貼っておきます。

 

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ここでサイリウムを振る一員になれさえすればもうなにもいらないです。

 

 

戢鱗潜翼(しゅうりんせんよく) 意味: 志を持ち、じっと時期の到来を待つこと。

 

聚散十春(しゅうさんじっしゅん)

おはようございます。

先週の月曜と木曜、イタリア語の授業中に学習の一環として『イル・ポスティーノ』という映画を見ました。自宅のテレビでも金土に放映していた『スター・ウォーズジェダイの帰還』、『マン・オブ・スティール』の2作を2日連続見ているのでこの1週間は個人的映画週間でした。

ただ、これらの映画を見た理由はどれも能動的ではなく受動的なんです。『イル・ポスティーノ』は先生に次の授業時間は図書館のホールで映画を上映するから来てねと言われたからとりあえず行っただけで、あとの2作に関してはバイトの帰宅時間にリビングのテレビでちょうどやってたので、映画を鑑賞したというより晩御飯を食べながら画面を眺めていたという感じです。 

普段アニメばかり見ているのでいざ映画を見るとなると時間の長さに抵抗があるんですよね…アニメはせいぜい20分弱で1話が終わるのに対して、しっかり見るとなると途中休憩なしのノンストップで2~3時間話が続く映画はとんでもなく長く感じてしまいます。慣れの問題だとは思うんですが映画冒頭の導入部分はやはり退屈です。登場人物の人となりと舞台設定をある程度把握した時点でだんだん映画に引き込まれていくのでそこさえクリアできれば見続けられるんですけどね。

 

前述した『スター・ウォーズジェダイの帰還』と『マン・オブ・スティール』は本編全部を見ることが出来なかったので、今回はイタリア映画『イル・ポスティーノ』についてご紹介します。


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舞台はイタリアの小さな漁村。物語は主人公のマリオが一緒に住んでいる父から漁師にならないかと誘われたのを断り、家の外を歩いているときに郵便配達の求人ポスターを見つけるシーンから始まります。晴れて郵便配達員となったマリオですが、届け先はたった1軒、詩人であるパブロ・ネルーダの家のみで、給料はパブロから郵便と引き換えにもらうチップのみ。マリオはそれでもいいと仕事を引き受け、毎日のように丘の上のパブロの家に自転車で通いひたすら郵便を届けます。

このパブロ・ネルーダというのは実在人物で、チリの国民的詩人として知られています。チリでは共産党議員として活動していましたが、1948年のビデラ政権によって共産党が非合法化されたために、国外逃亡を余儀なくされました。その亡命先というのがイタリアだったのです。このような時代背景に基づいてこの映画は制作されています。

マリオはパブロのことを有名な詩人だと知っていてパブロの詩集も所有していたので、ある日パブロに本へのサインをお願いすることにしました。 

いつもならマリオが郵便を差し出し、パブロがチップを渡すことでやり取りはあっさりと終わります。この日のパブロの家を訪れたマリオはえらく緊張した面持ちで、郵便とは別に本を差し出し『サインをお願いしたい マリオ・ルオッポロです』と頼みサインをもらうのですが、郵便支局に戻って本を開いたところ自分の名前は書かれていませんでした。パブロにとって自分は一人の人間ではなくただの郵便配達員でしかないのだとマリオはひどく落ち込みます。

ただ、マリオはそこであきらめませんでした。パブロと本当の意味で友人になりたいと願っていたマリオは、今度はパブロの詩の表現の意味について本人に直接尋ねてみました。

するとパブロから『それは暗喩だ』 と言われ、マリオには暗喩の意味がよくわかっていなかったのでさらに質問すると具体例を返してくれたではありませんか。マリオは憧れの詩人パブロときちんと会話できた喜びを噛みしめてその日は岐路につきます。

今度は詩のフレーズの解釈について質問してみます。パブロはその質問に『それを説明すると詩の意味がなくなる 詩はそれぞれの心の中にある』と返答します。マリオはその答えに感銘を覚え、詩にのめりこむようになります。パブロの方も自分の影響でマリオがどんどん詩についての興味関心が高まっていることを理解していたので、次第に表現技法についての会話が弾むようになります。

2人は今までの一配達人と一受取人の関係から、詩について語り合える友人という関係に変わりつつありました。今までは玄関先のみでのやりとりだったのが、パブロの家の敷地内で話したり、一緒に海岸まで出かけて語り合ったりしました。

郵便を届けることがメインだったのが、語らうついでに郵便を届けることにシフトチェンジしたのです。マリオはとても幸せでした。

そんなある日、マリオはバールでベアトリーチェという美しい女性に出会います。しかし、この美しさを表す言葉をマリオは知りませんでした。そこで詩の名人であるパブロに相談し、ベアトリーチェの詩を一緒に作り上げ、その詩をもってマリオはバールに足しげく通いベアトリーチェを言葉で落とすことに成功しました。

すぐにマリオとベアトリーチェは結婚することになり、マリオはパブロに自分が結婚することが出来たのはあなたのおかげだと立会人をお願いしました。

村中の人が集まった幸せな結婚式の最中、パブロに一通の郵便が届きました。それは逮捕状解除の知らせで、パブロはイタリアを離れチリに戻ることになりました。

パブロとマリオは、必ずまた会えるから元気でとお互いを抱きしめたたえあい、別れを惜しみつつその時を迎えました。

パブロは忙しい人でしたから、1年経ってもイタリアに戻ってくることはありませんでした。マリオは新聞でパブロが今現在ロシアにいることを知ります。ついでにイタリアにも顔を出すかもしれないと期待しつつ、妻のベアトリーチェのお腹に宿っている小さな命に『「パブリーノ」と名付ける』といって否定されても頑固にそう言って聞きませんでした。

そして5年の月日が流れます。パブロがイタリアに、マリオがベアトリーチェと出会った思い出のバールに帰ってきました。そこにはパブリーノと呼ばれる小さな男の子と美しい女性の姿がありましたが、マリオの姿はありません。共産主義活動に傾倒したマリオは、デモで自分の子供が生まれる3日前に命を落としていたのでした。

マリオはいつかパブロがイタリアに戻ってきたときのために、パブロが丘の上の家に残した蓄音機にイタリアで自分が感じた自然の美しさを自分の肉声で、自分のありったけの詩の表現で残していました。

パブロがマリオと語らいあった海岸を歩きながら、その詩を思い出しているシーンで映画は終わります。

 

今日のブログタイトル「聚散十春」は、仲間と別れたあと、あっという間に長い年月が過ぎ去るという意味です。(「聚散」は人が集まったあとに離れること。「十春」は春が十回来るという意味から、十年という意味。)出典は杜甫の詩です。

今回は郵便と詩がテーマの映画紹介でした。

再会が叶わなかったマリオとパブロの2人ですが、パブロは自分と会わなければマリオは共産主義的な影響は受けず、共産デモで命を落とすこともなかったのではないかと後悔しているのでしょうか。パブロの心情が明確に表されないまま映画はエンドロールに突入してしまったので詳しくは想像するしかないのですが、パブロがマリオの訃報を聞いてからのなんともいえない表情はとてもつらかったです。パブロ役のフィリップ・ノワレさんが悲しいとも怒っているとも笑っているともつかない顔をされているんですよね。こればっかりは見ていただかないと伝えることが出来ないです。とにかく映画後半の展開が怒涛で映画を見終わった後は意味をうまく飲み込めず呆然としていました。このブログを書くことによってようやく自分の中にうまく映画を落とし込むことが出来ています。

ただ、明確なパブロの気持ちが表されなかったことにより、パブロが劇中で言った『詩はそれぞれの心の中にある』というセリフの意味を私たちに追体験させてくれているのかもしれませんね。

 

聚散十春(しゅうさんじっしゅん) 意味:仲間たちが別れ散ってから、あっという間に月日が過ぎ去ってしまったということ。

侃侃諤諤(かんかんがくがく)

こんにちは。

任天堂の人気ゲーム『どうぶつの森』のアプリ版が先日ついにリリースされましたね。私も早速インストールして数日間ちまちまとプレイしてみたのですが、コンシューマーゲーム版の森の中に建っていたゲーム中で自分が獲得した虫や魚などをコレクションすることのできる博物館がアプリ版の森には存在せず物足りなく感じています。アプリはアップデートでバージョンアップされることによりゲームそのものがどんどん成長するのが特徴なので、いつか博物館機能が追加されるまで気長に更新を待つことにします。

 

さて、今日は私のお気に入りの漫画である『セトウツミ』を紹介します。

 

セトウツミ 1 (少年チャンピオン・コミックス)

セトウツミ 1 (少年チャンピオン・コミックス)

 

 

この漫画は天然ボケな瀬戸(せと)とクールな雰囲気の内海(うつみ)、2人の男子高校生がひたすら放課後の川辺で話すだけの会話劇です。ファンタジー作品と違い難しい設定などは特に何もないので紹介としては本当にこれだけで済んでしまうのですが、強いて言うなら2人が話す日本語は関西弁で、ただでさえテンポの良い会話にさらにいいアクセントが加わっています。

話している内容はその日学校で起こったことや目の前にいる人の話など当たり障りのないことばかり。ただ、2人は学校内ではこれといって会話もせず、放課後になると自然と集まって話す不思議な関係です。

2人が川辺に集まる理由ですが、瀬戸は所属していたサッカー部をクビになり暇を持て余しているため、内海は塾に行くまでの時間つぶしのためと目的も全く一致していません。

そんな2人の唯一の共通点は一度話し出すとなかなか止まらないという点です。お互い相手に一切遠慮せずにその時自分が感じたこと、思ったことについて長々と話します。

主に瀬戸がボケ、内海がツッコミ役に回ることが多いですがもちろん逆になることもあります。

そんな『セトウツミ』ですが、去年実写映画化されました。気になるキャストですが、瀬戸を菅田将暉、内海を池松壮亮が担当しています。

 

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日常作品ほど自然体を演じなければならないので役者にとっては難易度が高くなってしまうと思うのですが、独特の間や表情、長台詞などはまさに瀬戸と内海の2人そのものです。実写映像化された漫画作品は多々ありますが、私はこの映画は本当に実写のクオリティが高いと思っています。ちなみに私が一番好きな予告はスタンディングオベーションです。

2017年11月現在はテレビドラマが放送中で、こちらは映画とは別キャストになっていて、瀬戸を葉山奨之、内海を高杉真宙が演じています。

 

今回私がタイトルに選んだ四字熟語『侃侃諤諤』は正しいと思うさまを堂々と直言するさま、盛んに議論するさまを意味しています。こちらの四字熟語は一般小説のサブタイトルなどでもたびたび採用されているのを目にします。饒舌なキャラクターは大体どのジャンルの作品にも登場しますからね。

出典ですが、調べてみたところ侃侃は『論語』から、諤諤は『史記』からの出典と四字熟語の前後で出処が違う珍しいタイプでした。二字熟語をくっつけて出来た四字熟語は知っていますが、それも出典は同じ文献だったと記憶しているのでこういった2つの書物のいいところ取りのような四字熟語には初めて出会いました。韻を踏んでいて語呂も良くいいと思います。

 

今回紹介した『セトウツミ』のように何気ない日常に焦点を当てた漫画作品には他に『男子高校生の日常』がありますが、こちらは『セトウツミ』よりもギャグ要素が高い作品となっています。

 

どちらもギャグ漫画には変わりないのですが、それぞれ違った面白さがありますので二作品ともオススメさせてください。

漫画は久々に読むと楽しいですね。最近全くネットカフェに行ってないですが時間を見つけて足を運ぼうと思います。(私と『セトウツミ』との出会いもネットカフェだったのでまた新たな漫画との出会いを期待しつつ……)

面白い漫画があったらまた記事にして紹介しますね。

 

 

侃侃諤諤(かんかんがくがく) 意味:はばかることなくありのままを正しく直言するさま。