寒い日に見るひぐらしのなく頃に


映画「ひぐらしのなく頃に」予告ムービー

 

怖い~!学校の綺麗なラウンジで観る映画じゃない。でも昨日一人部屋で観たらメンタルがよわよわになってしまったので致し方ない。課金したから!公輝くん出てるから!頑張るんだよ。(ガタガタ)

てかまだ若いうちからこんな感じの映画出てるのか、すごいな。演技ってわかってても怖いわ。

 

狭いコミュニティ内での集団監視って本当に怖いね。電車乗った途端誰かに見られてるんじゃないか…ってすぐ被害妄想に陥ってしまう私からしたら、この設定が一番ホラーでした。誰が味方で誰が敵なんだ。そもそも味方はいるのか?疑心暗鬼になりますね。

竜騎士07さんの名前もこの作品名も存じ上げてたんですけど、肝心の内容を全く知らなかったので知れてよかったです。中学時代ひぐらしうみねこを好きな子がいて、色々説明してくれたんだけど全然聞いてなかった。ごめん。でも当時数ある作品の中で語るくらいこれが好きってすごいマニアックじゃないか?今なら話合うんだけどな。お寿司。さっき海鮮丼一気に食べたら急に血糖値上がってすごい眠いです。

 

主人公の前原圭一くんは東京からの転校生。画家である父親の広々としたところで良い絵を描きたいという都合でド田舎の雛見沢村にやってきます。雛見沢村のウィキ充実しすぎてて実在してんのかと疑った。架空の集落です。ホッとした。

クラスに女の子いっぱいいるけど、メインヒロインはレナと魅音の2人みたいですね。ところで、年齢設定が全くわからん。見るからにこの2人だけ高校生なんだけど、同じクラスに幼稚園生みたいに小さい子いるし…。限界集落とはいえせめて義務教育かそうじゃないかで分けた方が良くないか?初っ端から無邪気に先生をいじめてるし闇が深い。あと、画質がTRICKのそれだからどこまでも不気味。

学校に足を踏み入れてからというもの、というか、バスで雛見沢村に辿り着いてから何故かずっと不機嫌な圭一のイキリ自己紹介が済んだところで、魅音がよろしく!と握手を求めてきますが、この手を圭一が握り返したのかは次のカットになってしまったのでわかりませんでした。こういう、自分に構ってくる女性を無視する構造、この手の男1女過多の作品にはほんとに多いですけど、男性は憧れるもんなんですか?普通に失礼だろ。コミュ障を正当化してるようにしか見えないんだが。自分から話しかけられないにしても返事はするべきだ。

と思ったら一ヶ月後めちゃくちゃ仲良くなってて笑った。何があったんだよ(笑)最初のあの雰囲気からどんなリカバリーをすれば女と腕肩組めるまで仲良くなれるんだ。経過が知りたかったな。ラストシーン見てからだと特に…。詳しくは原作ってことですかね?幸せな幻想だけをずっと見ていたいんだけど…ダメよね。進みます。

 

みんなとお祭りに来たはいいものの、突然始まった意味不明で退屈な儀式を抜け出して、村で大事にされている神社の宝物殿に忍び込んでしまった圭一。案の定バチが当たり、一緒に忍び込んだ2人は翌日死にました。祟りの決行スピードが早い。 言い出しっぺじゃないからっていうのとおそらく主人公だからという理由で圭一はまだ生きていますが、この辺からレナと魅音の様子が・・・。魅音よりレナのが怖かった。魅音の女優さんは仮面ライダーW見てたので知ってたってのもあるんですけど、レナ役の松山愛里さんの表情が血気迫ってていちいちビビった。初めてお目にかかった顔でもないんだけど、どこで知ったか忘れちゃいました。後半、全然ときめかない上目遣いをありがとうございます。どうしたの?って…どうかしてるぜ!(江口拓也

魅音は教室で圭一に詰められた際にええ私たちはどうかしてますよって割り切ってたからよしとして、レナは何考えてるか何にもわからないのが尚更ホラーだな…。年齢の割に髪型も格好も幼いし…。ああ、東京の学校で暴れてた演技すごかった。後ろの生徒役の人たちとの演技の差が浮き彫りになってたのが悔やまれる。後ろ、笑ってないでもうちょっとビビろう!

途中で断念したのは嘘だ!の過剰演出と東京で問題起こしたシーンが2コンボで押し寄せたからなのでした。どっちもレナ。噂の「嘘だ」ってセリフあんなビックリ系なのかよ。不可避だったわ。これからの人は気を付けて…。

一番怖いのはおはぎでした。あれがレナの作ったおはぎなの?おばあちゃんじゃね?村民誰も信用できない。公輝くんにひどいことしないで~><(圭一です) どうでもいいけど、私は針が突き刺さったあの位置によくニキビができます。鼻の下のできものは絶妙に顔がダサくなるんだよな。綺麗な公輝くんの肌になんてことを…。(圭一です)あの位置にばんそうこう貼ってあってもかっこいいの何事なんでしょうね。魅音が剥がすけど。痛いでしょうが><

 

結局圭一が宝物殿に忍び込んでた事実はどういうわけか村中みんな知ってて、異常さを理解した彼は家から飛び出して逃げるものの、ワラワラ出てきた村人に捕まり、もうこのまま慣習に乗っ取って身体をズタズタに引き裂かれる~と思いきや、ベッドで目覚める圭一。そこに、すっごくうなされてて心配したんだよと現れるレナと魅音

えっ夢オチ…?嘘でしょ…?嘘です。

直前のシーンでレナの左手を圭一がケガさせてるんですが、このシーンレナの左手が全然映んないんですね。左手?左手!左手見せろ~見せろ~という左手こいこいおばけになりつつ見守る我。そして、何か勘づいた圭一がレナの左手を取ると……赤く染まってるー!!夢じゃないー!!だと思ったー!!ありがちですけど、いざ目にするとめっちゃ怖いです。バレたレナは圭一に迫るし、魅音も注射器を持ち出して彼を捕まえようとします。仮にも上裸な圭一と薄着のJK2人が密室にいるわけなのに、こんなにもエロくならないもんかと思いました。圭一が学校から持ってきた鈍器代わりのバットも手を滑らせて落っことしてしまいます。このバットは圭一の前の犠牲者の悟史くんのものです。歴史は繰り返す…。

今度こそダメだと思ったとき、圭一がまた目覚めます。昔の世にも奇妙な物語か?短期間に目覚めすぎやろ。こんな異常な村に来て夢か~で済まないよ。起きた圭一の目の前にはレナと魅音が血まみれで死んでました。なんでだよ…。全くわけがわからん。圭一そんな体力あるのか…?で、なんか圭一もたたりがどうこう言って喉を掻きむしって倒れます。あれ?そのシーン部屋じゃなくて森の中の電話ボックスだったな。時系列忘れちゃった。でも最終的に圭一は2人を殺した犯人で、行方不明ってことになりました。ラストシーンで圭一は村の病院で寝てるんですけどね。医者、内通者なのかいい人なのかどっちなんだ。見た目は好みです。

意識を失った圭一の心拍数が緩やかに下降するなか、彼はいつかレナと魅音と見た景色に思いを馳せ、涙を流すのでした。つらいよー😢

本編はこれで終わりますが、エンドロール直前に彼が死ぬ間際に必死で書き殴ったであろう血まみれの手紙の本文が映し出されます。「これをあなたが読んでいるとき、私はもうこの世にいないでしょう」って…。悲しいこと言わんといて。圭一が明確に死んだ描写はなかったけどもう亡くなったようなもんだよな。続編あるけど、違う世界線の話?原作もそういう展開方法らしいけどどうなんでしょう。メンタルがある程度回復したら観ます。

 

みんなの演技が上手くてつい感情移入してしまいました。レビューの星少ないですが、元が人気作だし実写がまだメジャーじゃなかった頃の映画なので過小評価されてしまってると思うんですよね。嘘だ以前は幸せな気持ちで観れます。圭一が魅音と釣りしてるシーンはときめいた。ちゃっかりバックハグは脈ありやんけ。どっちかと言われれば魅音派です。推しとか言ってる場合じゃない本編だったのでアレですが。

私にとってはミステリーじゃなくてホラーでした。勝手にレナと魅音のことを信じていたので、まさか身内に攻撃されるとは思ってなくてすごい怖かったです。タイトルは副詞的用法でオシャレだと思います。夏に見たらもっと楽しいんだろうな。はやくメンタル回復させて続編を観たい!

ストロボ・エッジの安堂くん、報われてくれ

山田裕貴くんが出てるので今更観てみました。

 


映画「ストロボ・エッジ」予告編 福士蒼汰が有村架純に“壁ドン” #Strobe Edge #movie

 

高校の時なんか流行ってたのは知ってましたが、当時は絶賛ラブライバーで三次元の創作恋愛に手を回してる場合じゃなかったのでパスしてたやつ。もったいないなあ。裕貴くんめっちゃかっこいいのに。と、過去の自分に言えるもんなら言いたい(笑)

でもパッケージとか予告とか、あまりにも有村架純ちゃんと福士蒼汰くんの世界観だからわかりづらい。開けてびっくり、裕貴くん演じる安堂くんの登場シーンてんこもりもりもりやで。生きててよかった~!!(スキン)

 

えーと、ヒロインが仁菜子で男が蓮って名前です。(ザックリ)

そんな蓮ハマんなかったな。正直顔が良くなければ埋もれてるようなキャラだと思う。優しいのはわかるけど、その先が見えない。志とかあるのかな。仁菜子の献身さを受容するだけして自分は彼女いるわっていうのは、性格悪いって思われてもしょうがないと思うんだけど、作中安堂くん以外誰もそのことを気にしてなかったのが引っかかった。あなたは正論言ってます!大丈夫です!

てか年頃の男子なんだったら、モテまくってんなら少しくらい調子乗ったらどう?何を達観してんだよ。これただ単にいけ好かないだけだな。笑った。

 

仁菜子は!!!めっちゃ可愛かったです!!!ヒロイン目当てに少女漫画原作映画見るのも有りだなと思いました。そもそも有村架純ちゃんのことホットペッパービューティーのCMくらいでしか見たことなかったので、ちゃんと演技見たの初めてだった。可愛い!童顔!可愛い!健気!

あのー、タイプです。彼女にしたい。

ますますこんな可愛い子を振った蓮に腹が立ってきました。浮気しろ!おっといけない、純情作品でしたね。失礼しました。

 

本編、袖クルやら壁ドンやら、オタクだった私でもスポット予告映像で見たことあるものばかりで…さては…有名作だな。少女漫画絶叫学級とARISAしか持ってないから詳しくないんだよね。あぁでも、友達の恋愛系少女漫画をドカッと借りた時期があったな…。タイトル全然思い出せない。ストロボ・エッジではなかった。青木琴美さんの何かだった気がする。

でも、このジャンルの雰囲気いいですね。リアリティあるのが、乙女系界隈とはちょっと違ってその分実写化もしやすいんだろうな。ハマりそうです。気づいたら安堂くんの登場シーン全部ニヤケてました。安堂くんかっこいいよ〜。大好き。ただし元カノ、てめーはダメだ。

黒島結菜ちゃんが純粋キャラやってるの見たことないんだけど、やっぱ顔つきなのかな。素直なキャラ似合うと思うんだけどな〜。ところで、名字の最初に黒ってつくのオシャレだよね。黒宮れいちゃんとか、そもそも本人がブラック気味なのを名字で裏付けしてる感じ、ラブ。結菜ちゃんの本性は知りません。演技がうまいと信じたい。

 

そろそろ安堂くんの話をしたい!させて!

仁菜子との出会いが、教室で走っててぶつかるシーンなんですけど、どうしてこの王道パターンで彼氏ルートに入れなかったんだこの子…!という悔しさが半端ない。地団駄。

そんで、「あー蓮に振られてた子だー!」って仁菜子のことを茶化すんですけど、裕貴くんは鼻が高くて横顔が神なので、彫刻かと思いました。美ーー!!!私だったらクラスが静かで蓮もいる中でこんな茶化され方をされたら恥ずかしくて俯いて会話終了してしまうのですが、そこで「やめてよ〜」って返せる仁菜子、強い!さすが振られても挫けない女。よく俳優のインタビューとかで『好きな子に何回も告白してようやく実って〜』って言ってるの見るけど、すごくない?私一回でも何かダメならそれ関連を抹消するから尊敬どころじゃない。てか、確か山田裕貴くんがそうじゃん。人として好きになるしかない。ハイローを観てからすっかりファンです。映画、どんどん観るべきだ。家で目的なくダラダラテレビ見ててもダメだわ。CMウザいし。

 

仁菜子が他の女生徒と違い、振られてもなお蓮をdisることをせずに想い続けていることに気づいた安堂。聞こえますか、恋がはじまる音。。。蓮が彼女といる時に、手繋いで仁菜子を連れ出す配慮やばかった。驚くべきはここまでで開始20分経ってないんですよ…。満足度エグない?ありがとう!

蓮は仁菜子を木下さんって他人行儀に呼ぶんだけど、安堂は最初から仁菜子ちゃん呼びなんだよな。えっ距離近い…。好き…。しかも爽やかに呼ぶの。ニナコちゃん!+山田裕貴スマイルって、もはや真剣必殺だろ。私だったらニナコチャアン…(ニチャア…ってなると思う。ペニーワイズじゃねえか。

 

そして、都合良く図書館で探しものをしている2人。お、会話チャンス発生する予感。次の瞬間、安堂が仁菜子に壁ドン急接近して「蓮には彼女がいる」「辛くなるだけじゃない?」って、キャーー!!!!口角を上げない方が無理やろこんなん…。てかこのセリフ何回も予告で聞いたことあるけど、裕貴くんが言ってたのか。4年越しの真実を発見した。夕日に映える横顔が眩しい。仁菜子は逃げちゃったけど、あの瞬間は日本で一番絵になってたよ。スクショしたい。

そんなことがあったけども、安堂くんはいい子なので人払いした教室でひどいこと言ってごめん!ってお辞儀で謝ります。もうさ、良い子だもん。パッケージからしてどう頑張っても彼氏にならないの知ってる状態で見続けるのしんど。安堂くんと元カノの決裂シーンあったのもしんどかった。悲しいよ〜。

 

でもご安心を。このあと、仁菜子と安堂くんは2人で花火デートをします!!!!帰り際は安堂が仁菜子に告白します!!!ヤッター!!!

ここで、戸惑う仁菜子に返事は後でいいよっていう配慮、男前すぎる。花火大会の雰囲気に流されてとりあえずOKされるのはイヤなんだな。本気だし、大事なんだ。

後日、雨に濡れながら帰る仁菜子に傘渡して「どうしたら俺は蓮を越えられる?」っていうの、カッコ良すぎてずるい、、、私からしたら最初から越えてます、、、好きです、、、

 

でもって、ついに一番の見せ場来ました!聞いてください!

夏休みも明け、文化祭シーズンになり、色々あって蓮から仁菜子に告白するんですが、安堂くんに返事してないし、これ以上彼に傷ついてほしくないからと仁菜子は断るんですよ。素直になれ〜!こじれてきました。

意外や意外、壁ドンまでしたのにフラれた(やーいやーい)蓮は文化祭の途中だというのに悲しみの中帰宅します。私も文化祭途中で帰ったことあるけど、楽しくないよな。わかる。そこにすれ違った安堂。彼から仁菜子にフラれたと聞くと、なお帰ろうとする蓮に向かって次は俺の番だと告げます。傷心の蓮は言い返すことも出来ずに無反応。「いいんだな!」と怒り気味に呼びかけても、蓮は帰る足を止めようとしませんでした。

場面変わります。

蓮をフッた仁菜子ですが、蓮のことを忘れられずに教室で一人、蓮の机でたそがれています。乙女心って複雑なのよ。そこにまたまた現れた安堂くん。本当に救世主。

話を知ってる安堂君は、仁菜子に「2回連に負ける俺がかわいそうになっちゃった?」と告げ、「そうじゃないけど…」と渋る彼女に、「だったら…」と、強引にキス。はい、来ました。ここの角度天才でした。頭をグイっと片手で引き寄せる感じ…まごうことなきイケメン。そんな彼を押しのけ引っ叩こうとする仁菜子でしたが、わざと自分を嫌いにならせて蓮の元へ行かせようとした彼の真意に気づき、その手で優しく頬を撫でるのでした。

あの、、、ちょっと待ってくださいね、、、この場面色んなことが同時に起きすぎてパニックになっちゃったんだよね。キスもそうだけど、有村架純ちゃんの泣き顔が可愛いすぎて…人間ここまでブスにならずに泣けるもんか…。と感心してしまった。あと、叩かれるの覚悟してる時の目つぶってる安堂の顔が芸術品だった。まつ毛…長っ。目…でかっ。鼻高いし唇セクシーだし。。。頬さすられてビックリする表情もよかったです。

その後、安堂は彼の優しさに泣いた仁菜子を二回撫で、おでこに優しくキスを落として「行きな」「今なら間に合う」と告げるのでした。えっ本当にかっこいい…。唇よりおでこの方がキュンと来るなんて…。なんなら、蓮と仁菜子は作中でキス一回もしないですからね。ますます蓮の顔以外の存在理由が不明になってきました。顔はいい。

走る仁菜子を見送ったあと、安堂は強がりつつも男泣きするんですよ~(´;ω;`) 頑張った。そのあとのくだりは省きま~す(お察し)

 

タイトルにちょっと語弊がありますわ。元カノ以外とくっついて報われてくれ。映画のまま行くとヨリ戻して終わってしまいそう。なんとしてもそれは阻止する。我は時間遡行軍。蓮と安堂くんのポジションをスイッチするために派遣されてきた戦士…。

私はこれからも蓮仁菜ではなく、安仁菜を求め続ける。変わらない結末に足掻くことも、時には必要なんだ…。

 

www.cinematoday.jp

 

こんなにイケメンなのに2015年3月時点で有名じゃないんですか!?とビックリしてしまった。私は知ってたぞ(どや)沼落ちは今だけど。

実写映画を観てこんなに楽しくキュンとなる日が来ると思っていませんでした。こんなに茶髪ストレートヘアーが似合う日本人男性がいることも知りませんでした。山田裕貴さん、安堂を全力投球で演じてくれてありがとう…。

ホテルコパンにHPを削られた

公輝くん目当てで観た映画第2弾。

eiga.com

 

映画紹介文とポスターからして静かめな感じしたけど市原隼人さん出てるし、なんだかんだ情熱的な内容だと思ってたんだよ…

えっ、なんかずっと鬱~~~

あたい、クズは好きだけど鬱は好きじゃないんだよな…。公輝くんの役はクズでよかった。でもそれ以外のキャラがみんな鬱だった。つらい。

いい映画だった、救われたっていうレビューわりと見かけたけど、私はその域に達することができなかった。簡単に言うと下がって上がる映画だよ。でもここに程度を付け加えると、ドン底に下がってほんのちょっと上がる映画なんだ。得られる結果のわりに代償がでかいな!!単なる娯楽じゃなくて考察対象として見てしまったのがいけなかったんだと思う…。

 

主人公の市原隼人さんは元高校教師のホテルマンを演じています。昔自分のクラスだった生徒が自殺しちゃってその母親が復讐しに泊まりに来るんですけど、これがまあド直球鬱なんですわ。死ねばいいのにって日本語久々に聞いた。にほんごであそぼ(上級)。その発言で市原さんが過呼吸になってもなおナイフで自殺促すしやばすぎた。しかも一番腹立つのはこのおばさんは亡き息子の日記読んで、本当の自殺の原因は先生じゃないことを知ってるのに最後にちょろっと「八つ当たりしてた、メンゴ!」(意訳)って言って自分だけスッキリしようとしてた魂胆。こいつこそぶん殴れ。あ、冒頭から生徒をぶん殴るシーンがちょいちょい挟まるので、はじめは加害者生徒殺しのミスリードなんですよ。親が長野の山奥のホテルに単身乗り込んできてる時点でどのみちいい展開じゃないけどな…。

 

それで、公輝くんはどんな役かといいますと、結婚間近のラブラブカップルの彼氏役で、この二人もホテルの宿泊客です。で、彼女に赤ちゃんできたと言われた途端「誰の子かわかんないやん」って言って東京へ逃げます。oh...

でも彼女の方も本当に誰の子かわかってないみたいなのでどっちもどっちだと思います。ラストでは産んでハッピーってことになってましたが、これからの彼女ちゃんと赤ちゃんの人生を考えると重い…。これが創作でよかったと心から思う。

彼氏の一連のクズ演技が良すぎたのでレンタル期限切れるギリギリまでそのシーン5回くらい見ました。「パーティー中止にしてもらっていいすか」と「知らねーよ」の言い方と表情天才だった。鬱になった甲斐があったよ、、、(´;ω;`)

 

他にも宗教家とカモとか、大物女優とそのお付きとかが客として泊まりに来るけど、それぞれロクな事情抱えてない。一番ショックだったのは常にニコニコしてたオーナーまで壊れ始めたことでしたね。あのな、一気に全員崩壊すると、視聴者の心の拠り所がないだろうが。映画で生きる覚悟を決めてる人間からしたらいいかもだけど、私みたいに寝る前とか気軽に見ようとしてるパンピにまで忍耐力を求めないでほしい。つらかった。

鬱耐性ある人はいいんじゃないかな。。。見返り少ないけど。。。

 

そんなこと言ってたら、これ ↓

lineblog.me

お話も落ちるとこまで落ちるんだけど、フッと光が若干見えるようなラストなんです。やっとみんなが歩きはじめるという。いろんな世代の宿泊客がいるので、見てくださるお客様にも、誰かしらに感情移入していただけると思います。ただ、みんな独特で暗い部分を持っているので、あまり入りこんで見ると暗い気持ちになるかもしれません。ほど良い感じの距離感で見ていただければと思います(笑)

 

うおい!公輝くんめっちゃ丁寧に忠告してくれてた!このインタビュー記事を鑑賞前に見つけられていたら私のメンタルゲージは減ってなかったですかね。

そんなこと言ってたらたった今公開された天てれのビジュアル写真で全回復しました。行こうかな。

そして今から昨日怖すぎて観るのやめた『ひぐらしのなく頃に』を頑張って最後まで観るので、また心を削られます。笑

このアメとムチ…しばらく前田ラビリンスから抜け出せそうにない。

バイトの休憩中に悪魔を鑑賞

ひょんなことから前田公輝沼に浸かってしまった私は。。。

 


TANIZAKI TRIBUTE 悪魔(予告編)

 

予告に前田公輝いません。これ予告ってか冒頭部分だな。そして、文学部なのにこれが原作谷崎潤一郎であることを知らず。知ってて見たら違ったんだろうか。変態映画でしたけど。

 

 ※追記 11/19

予告っぽい予告ありました。


『悪魔』予告編

 

 

 

83分しかない邦画見たの初めてだったので、内容駆け足になっちゃうのかなと思ったんですが全然そんなことなかった。展開をマッハにするんじゃなくて、何かに至るまでの過程自体を丸ごとすっとばせば短い時間の中でも収まりつくのね~。要約の勉強になる。

 

早速、映画全体雰囲気の感想。邦画好きな私としては、一本満足の歌を歌いながら即身仏になるレベルで楽しませていただきました。観た直後の今はね。ほんとやったら土に埋まった瞬間後悔して内側から手刀で空気穴作るけど。前田さんの出演作品を制覇するまでは生きねば。要するに、映画レビューサイトの星をLINE LIVEのハートばりに連打したい気持ちでいっぱいということです。あ、身近に無限に押せるはてなスターといういい例えがあったのにガン無視しちゃった。今までうごメモでクソほどイエロースター押してきたから許して。

 

本編は簡単に言うとキモ男2人を惑わす妖艶なJKの話なんですけど、この魔性の未成年役に大野いとさんを抜擢したの天才です。私自身、彼女の顔初めて見た時の感想「エロッ。」でしたからね。パッと見でエロ感ある人がエロい女を演じたらどうなると思いますか?ドエロです。(偏差値2)えっ、この間競馬場にいた時大野いとさんのトークイベントあったのに場内スタンプラリーしてて行かなかった自分なに~>< バラ園で癒されてる場合じゃなかったな。素敵な女優さん!

でまあ2人いるキモ男なんですけど、一人が毎日幻覚と悪夢に苦しんで鼻血を出し続ける大学生、もう一人が妄想に取り憑かれたフケがたくさん出る7年目の居候です。書いててすごいゴミ。でもって前田さん後者なんですよね。作中でいくらフケが出ようが、彼本来の清潔感により余裕でリカバリーです。主人公の鼻血男は吉村界人さんが演じているのですが、この方のプライベートを一切知らないので謎としか言えない。もはやこういう人なんじゃないかと思ってしまった。要するに演技めっちゃ上手い。

設定言ってなかった。ラノベ風に言うと鼻血の下宿先のオーナーの奥さんの娘がエロくてタイヘン!ってことです。大学1年の鼻血には同じく学生の女友達がいますが、鼻血がいくら突き放しても向こうから話しかけてきたり、流れでセックスしたりするんですね。学生生活完全創作でワロター。ここだけいきなり(鬱屈とした)ギャルゲ感ありました。鼻血が事後に半裸で「俺の事ほっとけよ!」って女友達に向かって言ったのほんと草。やりたいことだけやるね。このシーン必要だったのかなあ。クズさと不器用さは強調されたかな。

下宿先の娘も鼻血の部屋にめちゃめちゃ自分から訪ねるんですよ。鼻血しか取り柄のない奴にそんな興味持たんでも…。まあ映画後半でフケ男のとこにも毛づくろいしに行ってるの発覚するんですけど。これは幻覚じゃないだろうな~。美人だけど変わり者。

 

東京で1館しか上映しなかった作品なのでここまで冒険できたんだろうなと思うんですが、実際そういうニッチめな映画館で何かしらの映画を観たらその場の雰囲気に圧されて「よくわかんないけど深い」ってなっちゃうと思うんです。今回はバイトの休憩中だしPC前で一人で観たし、既に前田さん贔屓状態だしでフケ男が出てくるたび「フンww」って笑ってました。そのくらい力抜いた感じで観る方が楽しめるかなと。こういうの真剣に観てもよくわかんないっしょ。自分まだ学生だし。前田さんがいつ何時でもかっこいいことがわかればいいんですよ。最高に気持ち悪くてかっこよかった。目標達成です!やったね。

レンタル期限切れまであと3日あるので、鈴木(フケ男)の登場シーンをもう一度すべて見返そうと思います。ネットサーフィンしてたらこの作品のラストシーンの現場で誕生日祝ってもらってる前田さんの写真出てきて癒された。よりによって誕生日間近にこの作品の演技してたのか…。役者さんって役と本人の切り替えやら台本覚えるやら独自解釈やらやることいっぱいあるのにキラキラ輝いてて素晴らしいですね。AIによってなくならない仕事第1位。最高。

前田公輝さんを好きになってから人生楽しい。佐野ひなこちゃんとのLINE LIVEずっと見てられる〜。2,3年前の配信なのにアーカイブ残してくれてるホリプロに感謝を。幸せになりたい人は是非見てね!無料です。『悪魔』はPlayストアでレンタル400円でした。私は現物借りるより気が楽で助かってます。何卒。