大事なのは屍人荘の殺人じゃない

先月イケメンに勧誘されてまんまと入会したユーネクストのポイントが貯まったので地元の映画館で観てきました)^o^(

この映画弟がドハマりしてまして、半分ネタバレを食らいつつ観たのですが、、、良かったで…。ただミステリー全然見ない私でも開始30分くらいで犯人の予想つきましたので玄人さんには向いてないかもわかりません。でも違うベクトルで楽しめるから大丈夫かな。

 

神木くんと美波ちゃんって純なんですよ。すこぶる安心した。アムネシアでも冒頭でオリオンが「絶対ボクは裏切らないよ」って主人公に念押しするじゃないですか。あれです。ジキルとハイド的な、伏線も何もないような展開はもったいないと思ってしまう私なので、信用できる主要キャラクターというのは大事です。明智恭介も良い男でした。アクスタ申し込み期間終わってた。再販して……。

 

さて、タイトルがタイトルなので、ガンガンネタバレしていこうと思います。自分にとってあまり重要じゃなかったので、犯人が誰かは書かないです。

 

体感開始20分でがっこうぐらしの世界になってしまって大変なんですが、意外と皆ペンションに逃げ帰ることが出来ました。しかし主要キャラの中から明智さん含め3人減ってしまいまして、残されたメンバーの中で事件が起こっていきます。

なんやかんや迷宮太郎と比留子が犯人を当て、ゾンビだらけになってしまったペンションの屋上に皆でなんとか逃げて犯人が自害した矢先、自衛隊のヘリが飛んできて助かりました。ここだけハリウッド感。

 

救助後はみんな自衛隊のテントで暖を取ってるんですが、そこで葉村くんが一人森の中に佇む明智さんを見つけます。葉村くんはかなり絶望的な可能性であろうと、逃げ遅れた明智さんが生きてることを作中ずっと信じてたので嬉しさ満点で駆け寄るんですね。でも振り返った明智さんはめちゃくちゃゾンビでした。やっぱね。そうよ。ここでも意外そうな顔してた葉村くんは真の純朴な青年ということがわかりました。普通だったら少しでもゾンビになってる可能性がある人に近づかないもん。それでなくとも葉村くんメイン級ゾンビに噛まれそうになるのこれで3回目なんだけど、命が一つしかないことをいい加減分かってほしい。

そんなかつて明智だったゾンビを比留子が成敗し、映画は終わります。明智は人間じゃなくなっちゃったけど、お決まりの片腕上げポーズをちゃっかり決めてたり遺言を残したりしていたので、作中一番自我が残ったゾンビだったと思います。観る前弟に「中村倫也が好きなら観ないほうがいい」って言われてたんですけど、むしろ観て良かった。私は2〜3分の前田公輝出演シーンのためにカイジを公開日初日午前8時半から観に行った女やで。学生生活送ってる明智をあんなに楽しめるなんて思ってなかったな。隠しはしません。推しです。だからアクスタが欲しい。ツリービレッジで売ってくれないかな。

 

描写面では、ボラギノール的な日常写真のスライドショー大好きなので、ミステリー愛好会の活動の様子や比留子のうどん自撮りのシーンはすごく気に入りました。

あとゾンビ倒すときだけ急にX線撮影モードになるのも面白かったです。あれでR-15を回避したって聞きました。明智は眼鏡までレントゲン透過+絶妙な角度に吹っ飛んでて仮にも推しが亡くなるシーンなのにクスッときちゃったんだよね。雑な死なれ方されるより全然良い。

あと比留子の髪型と衣装の相性が完璧だったり、推理が詰まった時のぬぬぬ…の言い方が可愛すぎたり、美波ちゃんファンの目線で見ても最高の作品でした。気ままに美波出たばっかだけど、剣崎比留子の写真集が欲しい。

 

ジャンルはミステリーだけど、ゾンビが出現するような世界でのミステリーだったということで意外性がありましたね。でも最初にゾンビウィルスの注射器持ち込んだ人達について何もなかったのがちょっと引っかかった。あいつら野放しにしてたらいずれまたゾンビ蔓延るよ。

でもメインは謎解きだったし、色んな人物もいて楽しかったので観て良かったなー。ユーネクスト入ってなかったら観てなかったと思うと勧誘も100%悪とは言えないね。ただし歌舞伎町のキャッチ、てめーはダメだ。