ホテルコパンにHPを削られた

公輝くん目当てで観た映画第2弾。

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映画紹介文とポスターからして静かめな感じしたけど市原隼人さん出てるし、なんだかんだ情熱的な内容だと思ってたんだよ…

えっ、なんかずっと鬱~~~

あたい、クズは好きだけど鬱は好きじゃないんだよな…。公輝くんの役はクズでよかった。でもそれ以外のキャラがみんな鬱だった。つらい。

いい映画だった、救われたっていうレビューわりと見かけたけど、私はその域に達することができなかった。簡単に言うと下がって上がる映画だよ。でもここに程度を付け加えると、ドン底に下がってほんのちょっと上がる映画なんだ。得られる結果のわりに代償がでかいな!!単なる娯楽じゃなくて考察対象として見てしまったのがいけなかったんだと思う…。

 

主人公の市原隼人さんは元高校教師のホテルマンを演じています。昔自分のクラスだった生徒が自殺しちゃってその母親が復讐しに泊まりに来るんですけど、これがまあド直球鬱なんですわ。死ねばいいのにって日本語久々に聞いた。にほんごであそぼ(上級)。その発言で市原さんが過呼吸になってもなおナイフで自殺促すしやばすぎた。しかも一番腹立つのはこのおばさんは亡き息子の日記読んで、本当の自殺の原因は先生じゃないことを知ってるのに最後にちょろっと「八つ当たりしてた、メンゴ!」(意訳)って言って自分だけスッキリしようとしてた魂胆。こいつこそぶん殴れ。あ、冒頭から生徒をぶん殴るシーンがちょいちょい挟まるので、はじめは加害者生徒殺しのミスリードなんですよ。親が長野の山奥のホテルに単身乗り込んできてる時点でどのみちいい展開じゃないけどな…。

 

それで、公輝くんはどんな役かといいますと、結婚間近のラブラブカップルの彼氏役で、この二人もホテルの宿泊客です。で、彼女に赤ちゃんできたと言われた途端「誰の子かわかんないやん」って言って東京へ逃げます。oh...

でも彼女の方も本当に誰の子かわかってないみたいなのでどっちもどっちだと思います。ラストでは産んでハッピーってことになってましたが、これからの彼女ちゃんと赤ちゃんの人生を考えると重い…。これが創作でよかったと心から思う。

彼氏の一連のクズ演技が良すぎたのでレンタル期限切れるギリギリまでそのシーン5回くらい見ました。「パーティー中止にしてもらっていいすか」と「知らねーよ」の言い方と表情天才だった。鬱になった甲斐があったよ、、、(´;ω;`)

 

他にも宗教家とカモとか、大物女優とそのお付きとかが客として泊まりに来るけど、それぞれロクな事情抱えてない。一番ショックだったのは常にニコニコしてたオーナーまで壊れ始めたことでしたね。あのな、一気に全員崩壊すると、視聴者の心の拠り所がないだろうが。映画で生きる覚悟を決めてる人間からしたらいいかもだけど、私みたいに寝る前とか気軽に見ようとしてるパンピにまで忍耐力を求めないでほしい。つらかった。

鬱耐性ある人はいいんじゃないかな。。。見返り少ないけど。。。

 

そんなこと言ってたら、これ ↓

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お話も落ちるとこまで落ちるんだけど、フッと光が若干見えるようなラストなんです。やっとみんなが歩きはじめるという。いろんな世代の宿泊客がいるので、見てくださるお客様にも、誰かしらに感情移入していただけると思います。ただ、みんな独特で暗い部分を持っているので、あまり入りこんで見ると暗い気持ちになるかもしれません。ほど良い感じの距離感で見ていただければと思います(笑)

 

うおい!公輝くんめっちゃ丁寧に忠告してくれてた!このインタビュー記事を鑑賞前に見つけられていたら私のメンタルゲージは減ってなかったですかね。

そんなこと言ってたらたった今公開された天てれのビジュアル写真で全回復しました。行こうかな。

そして今から昨日怖すぎて観るのやめた『ひぐらしのなく頃に』を頑張って最後まで観るので、また心を削られます。笑

このアメとムチ…しばらく前田ラビリンスから抜け出せそうにない。