AMNESIAーウキョウ感想

MAN WITH A MISSIONの「Remember Me」が、ジョーカーの世界とウキョウのイメージにぴったりで良すぎる。

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この曲は前クールにやってたドラマ『ラジエーションハウス』の主題歌なんですが、改めて聴いてみると歌詞がウキョウの今まで取ってた行動とリンクしてるんですよ。

細かい部分だと、ウキョウから見たヒロインの姿とか、ただ一つの結末だけを求めて歩き続けたウキョウの心情と覚悟の強さとか、どうしてこんなに頑張り続けられたのか、とか。

Remember me

Whatever this result means

Remember me

We're living in a split screen

特にサビ前のこの歌詞には感動しました。アムネシアは常に色んな可能性を孕む並行世界の話なのでホントにその通りなんですよ…!歌詞だけじゃなくメロディも、どこか悲しげで、それでいて前向きで、ジョーカーの世界の雰囲気とすごく合ってる。他にも色々あるんですが、とにかく感動するくらい一曲丸々ずっとウキョウなので、是非フルで聴いてほしいです。

素晴らしい曲を生み出してくれてありがとうマンウィズ…。9月はずっとアメリカとカナダでツアーするんですね。シカゴ公演も追加されたらしくてすごいなあ。今後は日本のロックバンドのライブどんどん行きたい。まだまだ周りを気にして遠慮する段階なんですが、 純粋に音楽を楽しめるようになれればライブは本当に最高の体験になると思うので、はやく慣れたいです。

 

それでは、オススメ曲紹介も済みまして内容の話に移りたいと思います。いきなり核心ついてるのでご注意ください。

アムネシアの主人公はオリオンに連れられ、色々な世界で色々な彼と恋愛します。しかしそれは、本来の時間軸ではありえないことでした。なぜなら、“主人公は8月1日の爆発事故に巻き込まれた際の後遺症により8月25日に死ぬ”というのが世界の決まりで、それが彼女に降りかかる「死の運命」だったからです。それならなぜ今まで8月25日を過ぎてもヒロインがシン、トーマ、イッキ、ケントの4人と恋愛できていたかというと、ウキョウが彼女の身代わりとなって死んでいたからだったのです。

ウキョウはヒロインが事故死する世界での彼女の恋人でした。最愛の人を失い悲しみに暮れたウキョウの強い感情に、前々から誰か人間の願いを叶えたいと思っていた神が引き寄せられ彼と同化し、その神の特別な力を使って、ウキョウは彼女とずっと一緒にいられる世界を探し求め、いくつかの並行世界を彷徨っていました。しかし、世界の決まりというのは簡単にねじ伏せられるような甘いものではなく、本来ウキョウがいるはずのない世界にウキョウが現れると、世界は全力で彼を排除しようとします。電柱が急に倒れたり、マンホールの蓋が急に落ちたり、車が突っ込んできたり、高速道路が崩れたり…まさしく油断も隙もないですが、ジョーカーの世界以外で彼女の前に現れていたウキョウは、全て世界からの攻撃の合間を縫っていたことになります。なんて貴重な時間を費やしてくれてたんだ…!

しかし、そうまでして並行世界で出会うヒロインが自分のことを何も知らないこと、彼女の隣にいるのが常に自分以外の男であること、加えて8月25日以降の必然的な死を何度も繰り返したウキョウの心は、次第に壊れていきます。そして、その過程で最愛の主人公の排除を試みる新たな人格が彼の中に生み出されてしまいます。彼女が死ぬか、自分が死ぬかしないと世界の安寧が保たれないが、彼女をこの世界に生き続けさせることが自分の唯一の願いであり、誰よりもそのことを理解して行動しているウキョウ。ですが現実は厳しく、あまりにも残酷で無惨な死を繰り返した結果、「彼女がいなくなりさえすれば自分は生きていられる」という思想が次第にウキョウの中に芽生えはじめたのでした。時にはヒロインを直接手にかけ、それでも自分が助かったその世界で生きていくことなく、悲しみに暮れ涙を流しながら次の世界へと移動するウキョウ。どれもこれも、ヒロインがいなくては意味がないのだという彼の強い気持ちあっての事だったのでした。

 

こうしてウキョウの状況が分かった今、本来泣き虫の彼が人知れずこんなに頑張ってくれてたんだと思ったら、、、 (╥_╥) こんなに想ってくれる彼氏がいるなんて、ヒロインは本当に幸せ者だね。でも本来のウキョウだけじゃなくて、あの凶暴な人格もヒロインの事を心の底から愛しているなんてまさか思わなかったな…。ウキョウのこと優しい顔して近づいてくる殺人鬼としか思ってなかったけど、彼女を想いすぎた結果の暴走だったなんて…。

ウキョウとヒロインが恋人だった期間はめっちゃ短いけど、それでも思い出した記憶は全部甘酸っぱくて優しいものだったから(ああ、素敵だな)って思った。神戸で出会った人と東京で奇跡的に出会うって、それまさしく運命ですから。

ちなみに、彼にずっと協力してた神様の名はニールと言って、オリオンの主人です。なので、オリオンがヒロインに引き寄せられたのも当然だったんですよね。ヒロインこそ、自分の主人が強く求めてる人間だったんです。オリオンはその想いに共鳴したんですね。

本当に、オリオンの存在には感謝してる。主人公が苦しい思いをしてても感覚の共有を切らないで一緒にいてくれるところとか、最高にかっこよかった。それでいて、いつもお別れの時はヒロインと彼の幸せを真っ先に願って、名残惜しくならないようにバイバイ!って言ってすぐ消えちゃうんだよね。ヒロインもすぐオリオンのこと忘れちゃうし…。

しかし、ウキョウ正規ルートの最後になんとなんと!ウキョウとヒロインが神の奇跡により2人同時に生きることが可能になった世界で仲良くデートしていると、詳細はわかりませんが、オリオンとニールによく似た2人が現れて話かけてくれました!私はここで涙腺決壊しました。ずっっっと「ボクに実態があれば…」ってもどかしくしてたオリオンを知ってるので、満面の笑みでヒロインに話しかけてきたオリオンに似た無邪気な男の子を見て嬉しすぎて…アカン、これ書いてる今も泣いてる。めちゃくちゃ良かった。オリオン大好き。

 

謎が多い、というか謎しかなかったウキョウの行動の真意がやっとハッキリわかりまして、もうこのブログで彼をdisることはないと思うとホッとします。今まですみませんでした。いやでも、ジョーカーの世界以外のウキョウを見て「ウキョウ大好き!」とか言ってたらヤバイ奴だな…?下げてから上げる手法は、全て終わって振り返ってる時はあんなこともあったな〜ってなりますけど、やってる途中は結構しんどいから諸刃の剣ですね。オリオンいなかったら終わらせられてたかわからん。一人称オレのウキョウすげえ怖いもん…スチルもBGMも何もかも怖い。コープスパーティーでよく見る顔つき。あんな怖いのを普段は頑張って制御してるウキョウすごいな…。そういえば、正規END後だともうあの怖い人格いなくなってるのかな。それはそれで寂しい気もするけど、、、たまに出てきて本来のウキョウに怒られてほしい。ウキョウの怒り方優しいから好きです。

 

これにて全員攻略完了ですが、memoriesとかその他開けてないんで確認してきます!スチルタッチボイスはさっき頑張って全部聞いた。トーマのボイスほとんどずっと贖罪と言い訳でしゃらくさかった。ほんっとブレないよねぇ。