全体感想《数乱digit》

米倉千尋さんが歌う主題歌を聴きながら書いています。最高に贅沢な振り返りタイム。

 

まずは、数家は特別な存在だっていうから特権階級にまみれて生活してくゲームかと思ったのに、生徒会以外の数家メンバーが普通に一般生徒に迫害されててビビった話から。

このないがしろ感があったからこそ有比くんの鮮やかな下剋上が様になってたから良かったっちゃ良かったけど、一般生徒ほとんど数家ってよりかは生徒会関係者にビビってたもんな。((あれ?数家?関係なくない?ウォウウォウ))

でも、だからといって攻略キャラ6人を全員同じグループに置くと普通いっぺんにそんなイケメン集まんないやろ!ってなるし、難しいね、、、ある程度の線引きは必要なのかな。

 

 

システム面だと、有比と巡はそれぞれ彼が所属してない組織の方を進めないと攻略出来ないのが捻りがきいててよかった。選択肢も程々のタイミングで出現して、難しい2択もなくて助かった。だがしかし私は間違えまくった。。。

あでも一個だけ、有比に「君は生徒会長と俺どっちが強いと思う?」って聞かれたとき、嘘つけなすぎて素直に生徒会長って答えちゃったんだけど、そっちが正解だったんだよね。必ずしもキャラに媚び売る必要ないんだな〜。乙ゲー初心者だから勉強になりました。

 

数乱の公式Twitterとか、キャストインタビュー見て驚いたのは、そもそものコンセプトが「数字の擬人化」ってこと。全体的に見て伏線回収どんでん返しとまではいかなかったけど、そのコンセプトから始まったと考えたらめちゃめちゃ面白いストーリーだった。

情報解禁からソフト発売までかなり日数あったっぽいし、開発者さんが必死でシナリオ練り練りしてくれたと思うとめちゃくちゃありがたいな…ファンブックも出てると知って欲しくなった。今度ステラワース行った時探す。

そういや、あの店のオススメ作品POPボードに数乱のことを書いてた店員さんいたな。ソシャゲが台頭してるこの時代に、あえてゲームソフトのことに触れてくれるの嬉しいな〜。手軽にプレイを始められる点で言えばソシャゲに負けるけど、ソシャゲのメリットってむしろそこしかない気がする…スタミナの概念がないだけでこんなにも快適になるなんて…!最近毒されすぎなのでまじで解毒したいけど…なんたって皆木がソシャゲ世界で生きてるんだよな(泣)どうしてだよぉ!!!!!!(藤原竜也

 

各攻略キャラのセリフがダミへ収録じゃなくて没入感がなかったのと、紘可ちゃんの性格や行動にそれどうなん?って疑問を抱くことが多かったので(てか単純に寝過ぎなので)彼女に対して自己投影は出来なかったです。「紘可」というデフォネームにしてる限りは全員が音声つきで呼んでくれるというのもあり、彼女とその彼氏候補を見守るゲームでした。全然それで良い。

紘可ちゃん、やさしい耶告に育てられたからか人に寄り添う気持ちはあるからヒロイン大失格ではないんだけど、漆原だけは見捨てて良かったと思うな。(まだ引きずっている)共依存系ムリだ〜(> <)

 

よく考えたらダミへ収録の乙ゲーなんてそうそうないので、そこは目をつぶることにします。フルボイスな時点で相当ありがたい。

 

最近では定番のキャラクターの口がセリフに合わせて動く&ちゃんと瞬きすることに加え、背景の雲が動いてたことにほんとに感動した!!地味にあったらいいなと思ってた機能。黒板の消し跡の描写もこだわっててすごかったし、梵学園の校舎の書き込みもとっても綺麗で…細かなとこまで綺麗だとテンションがあがる😝

私は暗い色合いが好きなので、その点もサイコーでした!パステルカラーがない!すき!

 

なんせ恋愛要素が少ないのでガッツリ恋愛したい人には向いてないですが、ピュアな気持ちを思い出すのには効果てきめんのとても良いゲームでした!この作品が大好きです!すっかりファンになりました(•ө•)♡