数乱digit-有比ルート

終わっちゃった~!

昨日の午前中を有比くんに捧げたけど、体感時間あっという間だった。

はじめに、言っておきたいことがあります。

 

好き~~~!!!すごい好き~~~!!!!

↑(酔った斉藤壮馬の真似をしてる西山宏太朗の言い方で)

 

というわけで彼、この作品の現時点での推しとなりました。

色々良すぎて声出た…とにかくすごかった。最後まで読んでほしい。

あ、ネタバレしてます。各自、自衛頼みます。

 

・肆形有比(しかた ゆうひ)CV.鈴木達央

数乱digit|人物紹介

Wikipediaの彼の名字のふりがな間違ってる…誰か直して…)

 

彼、一応数家という特別な存在なのにめちゃ弱い。この作品の主人公兼ヒロインの零崎紘可(れいさき ひろか)ちゃんはかなりの無気力なんだが、その彼女がいじめから彼を救うレベルで弱い。そもそも、乙女ゲームで攻略キャラとの最初の出会いが不良に言いがかりつけられてる時っての新鮮だな。普段の話し方も何かにおびえているような、か弱い感じ。でも、一人称は俺。意外でしょ。(一ヶ所だけテキストのみ僕になっていたけど。間違うのも仕方ない)

はたしてこれから、ちゃんと彼女にとってふさわしい相手になってくれるんだろうか…という不安を抱えつつプレイを続けた。

 

……なりました。こいつぁとんでもない奴だった。

 

なにげない会話を進めるうち、なにやら生徒会長である央助のことをよく思っていない雰囲気を醸し出す有比くん。

ある日、ちょっとした事故で主人公が階段から転げ落ちてしまったとき、有比くんはあと一歩のところで間に合わず、彼女を助けたのは偶然そこを通りがかった央助だったのです。

自分が傍にいながら彼女を助けることができなかったこと、自分の代わりに彼女を助けたのが他ならぬ生徒会長であったこと、この2つの悔しさを経験したことをきっかけに、彼の心持ちはその事故が起きた翌日から大きく変化します。

 

彼をいじめていた不良たちのリーダーは、同じく数家の伍代朋江(ごだい ともえ)。伍代はいつものように、学園の正門をくぐった途端、あいさつ代わりに有比に喧嘩を売ってきます。

いつもは「ええ!?いやだ~><」とか言って逃げ回っていますが…今回の有比くんの返しがこちら。


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ファッ!?挑発したやんけ。。。やっちまった。。。

テキストだけじゃわからないけどこの時の口調が怖かった。大門未知子が「私、失敗しないので。」って言う時と同じイントネーションだった。あと、目を見開いて言う感じね。

このセリフ以降、有比くんの口ぶりは恋愛END直前までずっとこうです。悲恋ENDだと最後までこうだった。主人公を守れなかったストレス状態である種ふっきれてしまったのかも…とも思ったんですが、生徒会長のことを下等生物って言ったり(本人に向かってですよ)、色んな生徒を切りつけたり、吹っ切れたにしては異常なほどの変わりっぷりを見せます。

恋愛要素としては、誰もいない教室で主人公の事を抱きしめて告白したりもしてたけども…性格が変わる前に言ってほしかった率100%だよ。目がすわってるし、抱擁って感じじゃなくて、逃げられない感じ。お助け~

 

そしてついに…主人公が生徒会長とやりとりしている最中、有比が後ろから生徒会長に切りかかります。しかも真剣。有比が生徒会長のことを嫌いな理由は、主人公の零崎家を壱園家が卑怯な手を使って陥れたからなんだけども、それにしてもこれは傷害事件だ。。。アカン。倒れた会長の背中を更に踏みつける有比。何度も何度も。積年の恨みを晴らすかの如く。そう、そうなのです。

本当の意味で会長を恨んでいるのは、有比ではないのです。

 

有比は自分の手で主人公を守れるようになるため、戦ぎの地に毎日のように赴き、本堂へお参りをしていました。実は本堂の中には零崎家、そして肆形家の先祖の魂が留まっていたのですが、有比くんは同じ壱園を恨む者として御先祖様の魂と共鳴してしまったのです。そして、あの性格の変化に至るわけです。

 

正直、ホッとしました。有比くん本人が生徒会長を傷つけてしまっていたとしたらそれはもう逮捕ですわ。恋愛どころじゃない。それを、別人物の魂に憑依されて自分の制御が効かない状況という設定に落とし込んだのは良い点だと思いました。わりとファンタジー寄りですが、有比くんがいい子だってことは光くんルートでわかっていたので、なにかあったに違いないと信じてよかったです。

零崎家の先祖と、肆形家の先祖はその昔、愛し合っていました。その仲を引き裂いたのが、壱園家だったというわけです。長い時をかけて、有比くんの身体を借りて復讐を果たしました。

 

ところで、怪我を負った生徒会長のその後ですが、何度も背中を踏んづけられたことによる肋骨骨折で、全治一ヶ月だそう。あれ?真剣は?

『背中の傷はもちろん数刀によるものだったので外傷はなかった』って…スチルでばっちり会長の背中から血が噴き出てましたが…CERO審査の過程でなんかあったんでしょうか。ここの矛盾が唯一引っかかっています。

 

肝心の有比くんですが、主人公の辛抱強い説得により、暴走していた心を落ち着かせることができました。同時に、肆形家先祖の魂は有比くんの身体から抜け落ち、元通りの有比くんに。おかえり。゚(つД`)゚。 しばらくぶりだから感動しちゃった。

有比くんはその後、ちゃんと壱園家に謝りに行きました。正確に言うと自分がしたことではないけど、律儀に謝罪できる男の子って素敵。甘い言葉を多用してくる人より、こういう行動で示せる人のほうがよっぽどかっこいいと思う。

なんと、会長本人が情状酌量の余地ありと言ってくれました。というか、無罪放免となりました。会長本人も自分の家がした数々の悪行を知って驚き、こちら側の意思を汲んでくれたみたい。優しい。見た目はどこまでいってもモブキャラにしか見えない。ほんと申し訳ない。

 

ラストシーンでは、有比くんが告白のやり直しをしてくれます。やっぱりあんな状態で愛を伝えあっても、お互い幸せじゃないもんね。どこまでも甘酸っぱい恋愛ENDでした。1回のキスに辿り着くまでの時間が長ければ長いほど、素晴らしい思い出深いキスになるね。色々あった分幸せすぎる。あと、零崎と肆形の血が入った者同士が結ばれることで、やっぱり血は争えないねという伏線回収になっててすごくよかった。まさか通常版パッケージにいないキャラが本編正規エンドだったとは。アニメ化するとしたら肆形くんルートが今のところ一番しっくりくるけど、光あたりになっちゃうだろうな。

しかし、これからが大変そう…生徒会長が入院している間は有比君が生徒会長だからね。。。巡と喧嘩しないで仲良くやってね。。。

 

ちなみに、悲恋ENDは最後までご先祖様の魂が抜けず、有比くんが復讐の幕開けを彼女に告げて終わってしまう。

BAD END後の映像、綺麗で儚くて、余韻が抜けないんだよな~~。心にズーンと来る。

 

 

ところで、肆形の「肆」の字って漢字変換で出てこなさすぎて自分の手で打つことを諦めたんだけど、調べたらこの漢字一文字に意味がたくさん含まれていた。

肆とは (シとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

 

漢字として 意味がやたら多い。 

 

リンク先を見ていただけばわかるけど、意味がほんとに多い。この中から有比くんに当てはめるとしたら…そうだな…「放つ」とか「赦す」とか「宿る」とかかな。

ただの大字じゃんって言われればそれまでなんだけどね。私個人のこうだったらすごいな〜っていう予想でした🙃

 

 

 

本当にたっつんが声を担当してくれてよかった。ちょっとした違和感から始まる彼の口調の変化を、有比のまま見事に表現してくれてて、天才だった。

彼、一時期ここからはもうバンドに本腰を入れるぞみたいなことを言ったって噂があって、私その時たっつんのバンドもだけど演技も大好きだったから、演技を聞く機会が減っちゃうのかなって悲しくて、私もたっつん関連Freeくらいしか触れなくなっちゃってたんだよね。そこからの有比くんですよ…もう大好き。自分とかけ離れた人物を演じるのがほんとにうまいよね。素晴らしい役者さんです。欲を言えばオトパに出てほしかったけど、まあ出ないかな~本人の色ってのもあるし。

たろりが出てくれたことがもう幸せたくさんなんよ。

 

自分でも有比くんの良さを振り返れて楽しかった!でも、もう少しハイペースで文章書けるようになりたいな。そうしたらもっとはやく色んなキャラクターの良さを伝えられるのにな〜

 

次は、陸平先輩!彼、同じ場にいたとしても全然話してくれないから、会話させて~!!頼む!っていうモチベ。どないやねん。