ミネット(チェシャ猫)√感想ーろろアリ

新しいゲーム、はじまりました~ヽ(〃^▽^〃)ノ


PS Vita「白と黒のアリス」オープニングムービー

原作小説を無理して読んだり原宿行った時水曜日のアリスに必ず寄るくらい『不思議の国のアリス』の世界観が大好きなので、期待大でプレイ中です。誰からやるか迷ったんですが原作の推しがチェシャ猫なので、ミネットにしてみました。

というわけで白の世界編からスタートです。White Sideとか言いつつ秒で黒の世界に拉致されましたが笑

作品の設定としては“白の世界”が現実で、“黒の世界”が異次元すなわちアリスと不思議な国、及びその仲間たち…だそう。現実の方がよっぽど真っ黒な気がしないでもないですが、最近の乙女ゲームはいかにダークサイドの個性を見せられるか選手権でもしてんのかってくらい闇落ちするので、この先ワンダーランドで何かやべえことが起こるかもわからないですね。そもそも、本当に幸せたっぷりな世界なら黒なんて名前にならないでしょう。ある程度覚悟をしておかないと本編の内容を引きずって翌朝顔にニキビができるので、保険は必要です。(私はね)

一般のゲームよりキャラとの親密度が高い分、BADに入った時の落差にやられてしまうんだ…メリバの時もあるけど気に入らないことが多いですね。全員で幸せになりたいんだよこっちは。わかってくれ( ノД`)

 

White World編のヒロインは愛日梨(あいり)ちゃん。名前は可愛いのに漢字のせいでキラキラしています。彼女の双子のお姉ちゃん、もといBlack World編のヒロインの名前はルナなんですけどね。親どうした。十歩譲って曰って字ならまぁまぁそうかって感じなんですが、何回見直してもsunの日なんだよな…わざと現代っぽくしてるのかそうじゃないのかはわかりません。最近の名前だよな。

ここまで色々言っておいてなんですが、ミネットは彼女のことを基本アリス呼びしてるので本編中ではそんなに気になりませんでした。ここぞという時には「…愛日梨」って名前呼びして来るけど、そんな常套手段じゃ揺らがないわ!って思ってしまってダメ。呼び方って互いに特別感出せる数少ない要素ではあるけど、慣れちゃったな…。もうめんどくさいからずっとアリスでいいよ。

ただこれも問題があって、愛日梨ちゃんが姉のルナちゃんの代わりに黒の世界に来たことで女王=“アリス”になって国のために働くことになるのですが、愛日梨の血に含まれてる特別な成分も《アリス》って名前なのでややこしい。

要するに、“アリス”の中に《アリス》が存在する状態です。また、今からこのカッコでこの2つの表現を使い分けることにします。

 

黒の世界の住人は、《アリス》を摂取すると力がみなぎってくるらしい。例えば、通常ではあり得ない強い魔法が使えるようになったり、人からの呪いを振り払うことができたり。“アリス”の身体の中からしか《アリス》は採取出来ないので、《アリス》が欲しい人は必然的に女王の皮膚を針で刺したり、あるいは“アリス”から直接吸血する必要があります。ふーん、エロティック。

ミネットも例外じゃなくて、特に彼は魔法使いなのもあって難しい薬を調合するために愛日梨に血をおねだりしてきます。そして、ミネットはとっても優しく彼の指輪に内蔵された小さな針で《アリス》を貰っていきました。溢れた分は猫ちゃんらしく舐めとってましたが、それが狙いか?😅 味は良いようで何よりでした。

 

彼にはミスティっていうド美人の飼い主がいて、その人に若返り薬を提供するために《アリス》が必要だったんですね。どこかで聞いたことある声だと思ったら水橋かおりさんでした。セクシィ。あと、公式サイトの紹介文が嘘つきすぎてて笑いました。

《アリス》を定期的に採取するため、ミスティの命令で普段はお城に住んでいる愛日梨を2人の住む家に監禁するミネット。え?まじか…それまでミネットにはわりと好き好き攻撃されてて甘々だったんだけど、全部罠でした。泣いた。

日々血を抜かれ、血のためだけに美味しいごはんを食べさせられ…ミネットの配合した特殊な紅茶で意識混濁させられ何も抗えない愛日梨。そんなある日、彼女は自分の境遇を差し置いて、ミスティに苦しい顔をしながら従うミネットのことを想い涙を流します。それを見たミネットは自分の過ちに気づき、ミスティの家から抜け出して城に戻ります。約10日間の出来事でした。

ミスティは当然ブチ切れますが、“アリス”がいなくて薬が手に入らないため見た目が醜くなる一方。外へ出て抗議することもままなりません。そこで、群衆を魔法で操り城へ突撃させます。自らも愛日梨の付き人のレインに変身して城へ潜入します。

しかし、その正体はミネットによって見破られ、加えて何人もの人々を同時に魔法で操った負荷がかかり、ついにミスティは黒いもやとなってしまいました。そして次の瞬間、ヒロイン達に襲いかかります。ミスティ老婆ver.の立ち絵も期待していたんですが、この時点でとうとう人間じゃなくなってしまいました。悲しいなあ。

《アリス》を混ぜた強力な薬を使い、もやとなったミスティを撥ね退けたミネット。後に現れた本物のレインがミスティを反逆罪で死刑にしようとしますが、愛日梨はこれを止めさせます。(ミスティの最終的な処遇はENDによって変わります。)

そしてこの出来事により、ミスティとの〈契約〉によって行動に制限をかけられていたミネットがようやく自由になれました。自由になったミネットがしたいことと言えば、愛日梨と今までよりもっとずっと一緒にいること。〈契約〉によるミスティからの逆らえない命令で仕方なかったとはいえ、愛日梨に酷いことをしてしまったという償いの意味も込めて、前よりもっと愛日梨に優しくすることを決めたのでした。

 

ここから分岐しますが、ENDが4種類もあったことに驚きました!グッドエンド、バッドエンドそれぞれ黒の世界or白の世界編になってます。でも正直、何が正規エンドなのかは人によって変わってくると思います。私は理に叶ってる終わり方が好きなので、わりと愛日梨が元の現実=白の世界に戻って普通に暮らすバッドエンドが気に入ったけど、愛日梨ちゃん自身はミネットと会えない選択をしたことに後悔してるみたいでした。そりゃ恋愛ゲームだからそうなんだけど…不思議な国って永遠にいるもんじゃないと思うよ。原作だって確か夢オチだし。あと愛日梨がミネットの血を吸うENDがありましたが、目的がよくわかりませんでした!喉乾いたから飲むなら水でいいじゃん!喉乾いた時の水は世界一美味しいの知らないのか…この最後はエロさに振ってる感じですかね。女の子の吸血って可愛いもんな。「かぷ」って擬音入る感じがたまりませんね。ロザリオとバンパイア思い出した。

一応グッドエンドだと愛日梨の高校卒業まで待ってたミネットが現実で彼女と合流して黒の世界に一緒に帰ったり、白の世界で寂しく暮らす愛日梨の元にミネットが来て空を飛ぶ魔法で黒の世界へさらっていったりします。これ私からしたらめっちゃホラーなんだけど、どう解釈したら幸せになれますか…?ピーターパンじゃん。ねないこだれだじゃん。

わりと前者のグッドエンドも白の世界での交流関係よりミネットの方が大事!って愛日梨ちゃんの視野がググッと狭くなっちゃってたし心配です。

 

直前にカラマリをやってて、あまりにもそのスタンスのまま普通にプレイしちゃったからせっかくの世界観に水差してるみたいになってしまった。ファンタジーはマジで大好きです。一刻も早くこのイケメンワンダーランドに身も心も没入出来るよう努力したい。

そういえば、昨日は木村良平さんのお誕生日でした。おめでとうございます😆 白石に引き続き、タイムリーにミネットでもお世話になりました。キャラクターの飄々とした雰囲気を声だけでここまで表現できる人って木村さん以外にいますかね…?本当演技好きです。あと今金曜日に「凪のお暇」ってドラマやってて、もしこの作品がアニメ化することがあったらゴンさんの声を是非担当してほしい…!ドラマだと中村倫也さんが演じています。かっこええんだ。

次は、三月ウサギのネロくんをやります!先にヒロイン固定で白の世界編を全員攻略することにしました!レインは色々あるらしいので最後で(^_^;)